-電光石火- ページ6
「起きてください！起きてくだs…、やい！！起きろ！！起きろください！！！貴方に足塞がれてちゃ思うように動けない…ッ！くそっ…、っらぁあああ"あ"！」
ガキィィン！
と刀で鬼の攻撃を弾くたびに火花が飛び散る。
ぐっ、ぐっ、！と
足を踏ん張るものの一向に自由になる気配はない。
なんでビクともしないの...？！
ほ、本当に寝てるの！？
善逸さんを守りながら、鬼を倒す…、
足が動かないという傍迷惑なオプション付きで！？！
「……まじ…、？」
さっきどうやって鬼倒したんだこの人ぉ"ーーー！！
ガサガサと背後の木が音を立てる。
「！」
ええい！来るぞ、構えろ。
呼吸を整えろ！
型は使えなくても全集中の呼吸なら……、！
ヒュゥウ＿＿！
血の巡りを活性化させ、鬼の攻撃を良く目で捉える。
鬼の数は……、！
正面、右、左後ろ。全部で…3！！
ガキィン…、！
刀を盾に鬼の鋭いその爪を受け止め、くんっ、と力を殺し油断した鬼の頸を斬り落とす。
「(1つ…)」
「＿＿大人しく喰われろォ！！」
間髪入れずに目の前に迫るその手を、先程との鬼を斬った軌道のまま刀を翻し下から上に斬り上げる、ものの刀身を掴んで阻止刺される。
「離…、せ…！」
「二人まとめて死ねェ"！！」
新たに背後から迫る鬼。
刀は掴まれて身動きが取れず。
「(しまっ…、！！)」
鬼の手が真っ逆さまに振り下ろされ、二人に迫る。
振り下ろされるその手がやけにゆっくりに見えた。
そんな中、バチバチと閃光が瞬いた。
＿＿ザンッ！
音を立てて地面に転がるのは、Aの刀を掴んでいた鬼の手と頸。
「………へっ、」
そしてAはいつの間にか宙を舞っていた。
腰にまとわりついていた黄色い彼に、担がれていると理解するのに時間を要した。
さっきと纏う空気が全然違う...別人だ。
今何をしたんだ？
いつ刀抜いたんだ？
トン、と地面に着地すればAを降ろしツゥ、、と刀に手を添え体勢を低く抜刀の構えを取る。
空気が揺らぐのを感じる。
＿＿シィイイ…！
「雷の呼吸・壱ノ型�瑁誹琉豼��瓠�」
まさに電光石火。
一瞬の出来事だった。
雷の如く消えたと思ったら一瞬で鬼の頸が宙を舞いさっき聞こえた轟音が再び目の前で鳴り響く。
「……すごい……」
すごい！すごい、！！
さっきのは幻だったんだよきっと。
うん。そうに違いない。じゃないとおかしいもの。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 558人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
