-約束- ページ3
「おお！なんで分かったんだ？凄いな！A！」
「いや、妹いるって言ってたじゃないですか。」
正確には
炭治郎はAの頭をぽすぽすと撫でる。
頭を撫でるのは癖なんだとか。
俺にもお兄ちゃん居たらこんな感じなのかな。
炭治郎さんはおもむろに口を開いて自分の過去を俺と同じように話してくれた。
決して裕福じゃない炭売りの家系。
6人兄弟の長男。
父親は幼い頃に病気で他界し、残された家族で平和な暮らしを送っていたこと。
でも、家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹は鬼に変貌してしまったこと。
鬼の親玉、鬼舞辻に家族の仇を撃ち、妹を人間に戻すために鬼殺隊を志したこと。
尚、その妹は今も眠り続けていること。
「…俺は妹を、禰豆子を人間に戻してやりたいんだ。」
「……、でも、
「人は喰ってない。禰豆子はこれからも人を襲うことはないって信じてる。」
「人を喰わない鬼…？そんな鬼が…居るはずが……」
「＿＿禰󠄀豆子は違う。信じてる。」
「……会ってみたいです。その妹さんに。鬼なのに人を食べない鬼も居る、炭治郎さんの妹さんだからきっと、炭治郎さんに似て優しい心を持っているのかもしれないですね。」
「禰󠄀豆子は元から気量の良い子なんだ。……自分の妹が鬼になったから、ってのもあるのかもしれない。でも、鬼には鬼の人生があって、悲しい過去を抱えている鬼も居る。昔はみんな人間だったんだって。」
「……�牋�鬼滅殺�瓠２兇録佑魘瑤辰唇�い鬼を斬ります。妹さんのような善良な鬼は斬りません。約束します。」
「A……、ありがとう。」
「＿＿でも、もし、妹さんが人を襲うなら。その時は御覚悟を。それがこの世界の
「…あぁ。」
Aは真っ直ぐに炭治郎を見つめ静かに冷たくそう言い放ち、刀を握りしめる。炭治郎は全てを悟ったような表情で静かに頷くのだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
時が経つのは早い。
いつの間にか黄昏時。
そして、夜がやって来ようとしている。
Aと炭治郎は闘いに発つ準備をしていた。
「……これでよしっと。炭治郎さん。絶対、最終選別 生き残って下さい。俺との約束です。」
Aは小指を差し出し炭治郎はそれに指を絡めグッと強く握る。
「ああ！約束だ。俺は絶対に生き残る。Aも無理だけは絶対にしないでくれ。」
.
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
