カズの隣で…。☆kazunari ninomiya☆【Part1】 (ページ23)

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♯23 ギャップ萌えページ23

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「…は…恥ずかしい…から…//」

和「…それだけ？」

．

「…っ……///」

和「…ん？」

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「……ﾄﾞｯ……ﾄﾞｷﾄﾞｷ、するから…///」

．

．

その途端、カズの手からスルッと抜け

下にだらんっと落ちた、

私の腕。

．

それがあまりにも呆気なくて

え？ってなってる私を見て

カズは不敵な笑みを浮かべた

．

和「へー・・・ﾄﾞｷﾄﾞｷしたんだ」

「…なっ、…だってカズがっ…

和「…ん、」

．

和「…よく出来ました」

「……////」

私の頭をぽんぽん、って撫でたカズの手が

"いいこいいこ"って言ってるみたいで…

．

何より、

その時ににっこり笑った顔が

ビックリするくらい優しかったの…

．

．

…こんな事で何も言えなくなる私は

本当にダメだと思う

だけどもう、この時には確実に

固い蕾がゆっくり、ゆっくり、

花開こうとしていたんだ

そしてそれは…

永遠に咲き続けたいと願えば願うほど大きくなっていく想いが

ちっぽけな芽を出した瞬間だった

.

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マンションに着いて

自分の家に入ろうとした時カズが言った。

．

和「…もうこんな時間に一人で帰ろうとすんなよ？」

．

…もしかして

暗いから一緒に帰ってくれたの………？

最初から、私を待ってた？

．

いつも意地悪なのに

時々見せる何気ない優しさに胸がポワっと温かくなる。

．

…こ…これがキョオコが言ってた“ギャップ萌え”…ってヤツなのかな……

．

…ギャップ萌え……

．

……うん。悪くない。

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