カズの隣で…。☆kazunari ninomiya☆【Part1】 (ページ17)

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♯17 視線ページ17

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「…そ、そうなんだ…」

．

なんでそんなに不機嫌そうな顔をしてるのか分からなくて

目も合わそうとしないカズに

ちょっとだけ

胸が痛んだ

．

そんな私たちの間に流れる変な空気を気にすることもなく

“潤くん”が何かいいたげに笑いながらこっちを見てる

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その潤くんが痺れを切らして何か言いかけた時、

．

雅「あれ…委員長……？」

聞いたことのある声に振り向くと

ｷｮﾄﾝ、と

子犬みたいな真ん丸い瞳をぱちぱちさせて立っている、相葉くんがいた

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「相葉くん！」

そっか…相葉くんもサッカー部だったんだ

ユニフォーム姿が、なんか新鮮で

背の高い相葉くんによく似合ってるなぁ…って思った

雅「えっなっなんで委員長が…！？ここに…」

え？え？ってわたわたする相葉くん。

「ちょっとね、会長に用事があったの」

その様子がなんだか可笑しくてふふ、って笑ってそう言うと

雅「そ…そっか…//」

って…

唇をｷｭｯと噛んで、

恥ずかしそうに俯いた

．

…やっぱり人見知りなんだなぁ…

…全然目が合わないし……

でもクラスではいつもﾜｲﾜｲ賑やかで

盛り上げ上手ってイメージなんだけどな…

．

そんなことを考えながら

ふと目線を上げると

ちょうどどこからか視線を感じて…

．

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相葉くんの後ろ。

部室に戻っていく部員の人達の波に一人だけ乗らないまま

カズがこっちをじっと見つめていた

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