カズの隣で…。☆kazunari ninomiya☆【Part1】 (ページ16)

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♯16 サッカー部のカズページ16

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放課後。

「ふぅー………先生の頼まれ事してたらすっかり遅くなっちゃった…」

靴を履き替え外に出ると

空はもう、オレンジ色に染まっていた

静かに流れる雲を見上げて、そっと息をつく

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…そういえばサッカー部のこと。

結局カズを説得できなかったなぁー…

昨日の反応を見ても難しそうだったし…

会長になんて言おう…

“やっぱり無理でした” って謝るしかないよね…私が引き受けたんだもん

会長今グラウンドにいるかなぁ？

．

そんな思いで

グラウンドに向かうと

サッカー部の人たちが練習を終えてぞろぞろとコートから出てきてるところだった

その大群を少し離れた場所から眺める

．

・・・・あれ…？

その中に見つけた、

何となくだるそうで眠そうな

見覚えのある背中。

．

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え、うそ…

「カズ・・・!?」

．

ビックリし過ぎてつい大きな声を出しちゃって。

それに反応して部員の人達が一斉に私を見た…

…もちろん、カズも。

．

和「…はぁ？…なんでお前がここにいんだよ…」

「カっカズこそ!!なんで練習出てるの!?」

目を丸くしてるカズに向かってそう叫ぶと

“出ちゃ悪ぃーかよ"ってムッとしてそっぽを向く

別に、悪くないけど…だって昨日の今日でなんでいきなり・・・

翔「あれ、Aちゃん？」

「会長!!…えっとあの…カズなんで練習来たんですか？」

そう言うと、え？って不思議そうな顔をした会長

翔「… Aちゃんが説得してくれたんじゃないの？」

．

．

「……え……？」

．

いっ…一応言ったけど…何か流されたっていうか…

．

．

和「…はぁ…だからそれは、

潤「なんかいきなり行くって言い出したんだよなぁー」

．

．

カズにかぶさるようにそう言ったのは

顔立ちの整った、まさにイケメンって感じの人で…

ﾆﾔﾆﾔしながら私たちを見てる

潤「前にオレが言っても絶対来なかったのに

なんでかなぁー」

和「……潤くん…」

「えっ…なんで？」

カズは眉間にシワを寄せて潤くん、と呼んだ彼を睨むと

諦めたように思いっきり肩を落とした

和「はぁーー・・・」

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和「っとにいちいちうっせーなぁー…急に気が変わったんだよっ！」

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