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「…産まれてくることはなかったけれど
俺たちの子どもには変わりないです。
俺たちが一緒にいつまでも覚えていてあげるべきだと、
そう、思っています。』
ＴＶの向こうで
ちょっと目を潤ませて
真摯に向き合う彼を見て
…
私もくよくよしている場合じゃない。
哀しいけれど
これは運命だったんだと
彼と乗り越えないといけない、試練だと
それなら、泣きながら過ごすより
顔を晴って
向き合わなきゃ。
だって、一人じゃないもの。。。
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約2か月過ぎて
やっと退院できることになって…
仕事にあけた大きな穴は
案外、周りのスタッフや友人が支えてくれていて
そんな姿から
九州のお店を
スタッフの和奏ちゃんに譲ることにした。
私はまだ右手が回復しないから
これから長いリハビリに通うことになる。
和「荷物、これだけ？」
『うん。あ、あと冷蔵庫におやつが少し』
和「ふふっ、またチョコレートばっかり食べてんでしょ？」
『だって、それが楽しみだったんだもん。』
貸して？って、荷物をヒョイと持ち上げたカズの背中が
今まで以上にたくましく思えた。
和「あ、それから、さ。」
ベッドに腰かける私に
くるっと振り返って、にっこり笑う彼が
窓からの光を受けてとてもまぶしい。
目を少し細めて、うん、って返事をしたら
和「このまま、婚姻届け出してから…
家に帰ろうか。」
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細めた目が
びっくりして見開いちゃって
と同時に
無意識にあふれた涙に戸惑う。
和「ぷっ、何て顔してんの！
…ほんと、泣き虫だな。。。」
すっと頬を伝う涙をぬぐってくれて
そのまま、ぎゅぅって
胸に包み込まれる。
この腕の中が
心地よくて
私の居場所は、ここなんだって
体が、そう言っているみたい。。。
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カズが取り出した封筒から
広げられたのは、私の名前だけ書かれていない婚姻届で
・・・ちゃんと準備をしてくれていたんだ・・・
和「また泣くっ！」
頭をコツンとされたけど
そんな愛情いっぱいのこぶしなんて
ちっとも痛くないんだから。。。
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さや(プロフ) - 此方こそ！素敵な和に出会えて幸せでした！完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2013年2月5日 20時) (
レス) id: b8e2f59c3f (このIDを非表示/違反報告)
mihobaa(プロフ) - さやさん» いつもコメントありがとうございました。おかげさまで、無事完結しました。いよいよ、新作ＵＰを目前に控えています。お次の作品でも、さやさんに出会えるのを楽しみにしていますね。ここまで、ありがとう♪ (2013年2月5日 19時) (レス) id: 16684d8a49 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - あ！嬉しい(*^^*)相葉ﾁｬﾝ話も読むの好きなの♪♪楽しみにしています＼(^o^)／ (2013年1月26日 11時) (レス) id: b8e2f59c3f (このIDを非表示/違反報告)
mihobaa(プロフ) - さやさん» 期待通りだった？（笑）もう少し頑張ります。お気に入り作者、もちろんです！うれしい♪そして、次はこの話と少しだけリンクした雅紀さんを控えていますよ♪ぜひぜひ、よろしくお願いします。 (2013年1月26日 11時) (レス) id: 16684d8a49 (このIDを非表示/違反報告)
mihobaa(プロフ) - さくらさん» コメ、ありがとうございます。・・・どうなっちゃんでしょう（笑）ほぼ終わりに近づいてはいるのですが、丁寧に書きたいような、ここ引っ張っちゃいけないでしょって部分もありで格闘しながら書いてます。もう少しお付き合いいただけると嬉しいです♪ (2013年1月26日 11時) (レス) id: 16684d8a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miho | 作成日時：2013年1月14日 18時
