他人でも ページ27
貴｢そこの菓子パン食べてていいよ｣
犬｢まじ?いったらっきまーふ！｣
そうやって大人しくしてれば可愛げがあるのになぁ…
棒のような目で犬を見ていると、後ろから声をかけられた。
骸｢ボーッとしてないで、早くしてくださいよ｣
貴｢うわっ、もう骸になってたんだ｣
骸｢うわってなんですか…始めますよ｣
骸はため息をついて、槍を手に取った。
貴｢うん、限界だったら言ってよ?｣
骸｢わかってます…｣
骸に憑依されるのって今日が初めてじゃないらしいけど、あの時は何故か憑依できなかったとか…
よくわからないな
そんなことを考えると体がじわじわと骸に乗っ取られていくのを感じた
が、それは一瞬でなくなった。
骸が憑依をやめたんだ。
貴｢どうした?もしかしてしんどい?｣
骸｢いえ…またです｣
��また��という言葉を聞いて、あの時と同じ何かが起きていると私は思った。
骸｢貴方に入ろうとすると恐ろしい殺気を感じるのです。クフフ…情けない、殺気ごときに｣
貴｢殺気?私は殺気なんて出してないけど…｣
まさか無意識に出してた…?
と考えていると骸が聞いてきた。
骸｢A…最近誰かと知り会いましたか?初対面の人間です｣
貴｢初対面…あ！そういえば骸には言ってなかった
私イタリアに行って、ケーディーっていう男の子に会ったんだよ｣
骸｢その子はどこに?まさか日本にいるんじゃ…｣
貴｢え、大正解｣
と半笑いでそう言うと骸は頭を抱えた。
何?何かまずかった？
骸｢貴方は無防備過ぎます…
イタリアで知り合った怪しい子供を日本に連れてきたり、誰が書いたのか分からない本の言いなりになったりと…｣
貴｢ケーディーは怪しくないって！いい子だし、本には私の名前が書いてあったからきっと書いたのは母さんだよ！｣
骸｢はぁ…話を聞いてから少々変だと思っていました。
許可を出した僕が悪かったです。
A、その練習はやめましょう。何かあったら困ります。｣
貴｢?別に骸は困らなくて良いじゃん、他人だし｣
そう言うと少し怒った顔で私に近づいて来た
骸｢他人でも僕が気になるんです！貴方に何かあれば…｣
貴｢え、ちょっと…ん〜……もう！分かった！この練習おしまい！！休憩！！｣
と叫ぶと骸の顔が少し明るくなった。
《チッ…》
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いのる(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます！頑張ります…！ (2017年4月5日 16時) (
レス) id: 4d90566ab7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - はじめまして！！とっても面白いです！！続き楽しみにしています！！ (2017年4月4日 10時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
いのる(プロフ) - noeruさん» ありがとうございます！了解しました！(*･∀･)ゞ (2017年3月14日 22時) (レス) id: 4d90566ab7 (このIDを非表示/違反報告)
noeru - 面白かったです！まだオチアンケ終わってなければ、獄寺落ちが見たいです！更新頑張ってください！応援してます！文長くてすみません。 (2017年3月14日 22時) (レス) id: fa3629c754 (このIDを非表示/違反報告)
いのる(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！了解しました！(*`･ω･)ゞ (2017年3月1日 12時) (レス) id: 4d90566ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのる | 作成日時：2016年11月19日 14時
