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記憶の欠片が10つ ページ12

「そんなの、ただ内ポケットを増やすだけ」


《じゃァよォ


ミニスカ、ふりっふりっのやつでも良いんかァ?》


「別に


アレンジするから良い


もう下手し、斎藤のでも良いから」


《だがなァ》


「じゃあ冬服だけジャンバー羽織るとかさ


私一応女


キツいし」


《風邪引いてないだろォよォ》


「今までは近藤さんのお目付け役だから


最近は、見回りも増えてきた


いい加減風邪引く」


《仕方ねェなァ


Aちゃんの為ェに特別に作ってやァる》


「さっすがね」


《だァが、実費だァ》


「それぐらいは覚悟している


作ってくれるならそれで良い」


《じゃァ二三日したァらァ屯所に送ってやァるゥ》


「給料減らしてくれたら良いから


じゃあよろしく頼む」


そう言って私は携帯を切った


「神山」


「なんですか?」


「これ、他の人に言ったら容赦なく殺す」


沖田に教わったゲス顔で言う


そう言うと、神山は顔を青くしてはいとだけいった


「はぁ……寒い……」


「そうですね」


……雪だるま……


……昔……


ミツバ御姉様と一緒に作った……


確かあれは……


「Aちゃん!!」


ビクッ……


「……人が折角回想に入ろうとしてたのに……」


「あ……ごめん……


最近、ここらで攘夷志士が出るんですよ」


「だから?


取り調べろと」


「そうですねはい」


「……はぁ……」


回想はあとにしよ


「おいおい天下の真選組様は女にコスプレさせて……」


なんかうざい……


と言うわけで、私は抜刀し、相手を切り付ける


……血が浮き出た


「あア


楽シイな…」


「Aちゃん!?」


「………」


《……ちゃん!!


やめるんだ!


もう……もう……


刀を振らなくて良いから!!


無駄な争いは、憎しみしか産まない!!》


……近藤さん……


《俺たちァ何も


刀を持つなとは言ってねぇよ


その技術を近藤さんの為に使えといってる》


……私は近藤さんの為に……


《十四郎さんや総ちゃん、近藤さんをよろしくね


Aちゃん》


……ミツバ御姉様……


「……攘夷志士…


あなたたちを逮捕いたします


真選組、局長補佐、刃轜花Aが、逮捕いたします」


と言い私は逮捕した


……始末書は書かなくて良かったが、神山からはちゃんからさんに変わった

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作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時

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