#No!No! 3

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『はい。』


私の前に紅茶のカップを置いてくれて
私の横に玉森さんが座った

『じゃ、紅茶だけど乾杯！』

カップをソーサーから軽く持ち上げて乾杯の仕草をした

「あ、玉森さん。
　これ……お誕生日おめでとうございます。」

ってプレゼントを渡す

『えー？
　プレゼント用意してくれたの？
　ありがとー。
　開けてもいい？』

「えっ、、、
　なんか緊張します。笑」

『ふふ。
　いいじゃん。
　あーけよっ。』

ってもう玉森さんは紙袋から箱を取り出していた

中からバスソルトが出てくると

『わー！
　ありがとー！』

っていつもの笑顔で笑った

喜んでもらえたかな？
よかった

『ね、どれ食べる？』

「えー……
　どれも美味しそうで迷いますね。。。」

やっぱりまずはサンドイッチ系から？
私はクロワッサンサンドを手に取った

『んじゃ俺はこれ。』

玉森さんはサーモンとタルタルが乗った
オープンサンドを取った

「いただきます。」

パクリと一口

うん！
美味しい

紅茶もいただく

「美味しいですー♡」

『よかった。』

「玉森さんのお祝いなのになんだか私が得しちゃってますね。」

『はは！
　いいの、いいの。
　美味しそうに食べるAちゃん見てるのが楽しいから。
　いっぱい食べてよ。』

って玉森さんが私のこと甘やかすから
いつか私の体重はとんでもないことになりそうです

これもこれもって私のお皿に乗せてくれる

「玉森さん！
　さすがにこんなに食べれませんから。」

ってちょっと怒っても

『あはは！
　ごめん。』

って大爆笑してる


『あ、これ美味しいよ？』

「え？
　どれですか？」

『これこれ！
　はい、あーん。』

玉森さんはそう言ってフォークですくったブルーベリーのタルトを私に差し出した

え……
あーんって………

ってドギマギしてたら

『ん！』
ってさらにフォークを私へと近付けたから

恐る恐る口を開いて
パクッとそのケーキを頬張った

『ね？
　美味しいでしょ？』

「うん。
　美味しいです……。」

ほんとは味なんてほとんどわかんなかったけどそう答えた

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