君を見てる ３

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タクシーで二階堂くんのおうちまで帰る


二階堂くんの足は固定具で止められている。

ちょっとだけ歩きにくいみたいだけど
そこまでは負担はないらしい

取り外しも可能なので入浴は問題ない

ただ、今日はすごく腫れてるし入浴NGが出ているとのこと…


『あー…
　うち帰ったしシャワー浴びたいんだけどな…』


「今日はやめとこ？」



『はぁー。
　しょうがないよね…』



「お昼ごはんの準備しようかと思うんだけど…
　食欲は問題ない？
　食べたいものある？」


『んー…
　じゃぁ、チャーハン！』


「了解ー！」


冷蔵庫の中を確認

…何もない

冷凍されたご飯だけは辛うじてあった


「ちょっとスーパー行ってくるね？」


『え。じゃあ、俺も行く。』


「歩くの大変でしょ？
　おうちで待ってて。」


『えーーー。』


「ふふ。
　すぐ帰ってくるから。」


『はーい。」


こんなところもかわいいと思ってしまう。
もう私は二階堂くんに夢中なようです。


スーパーで材料を買ってまた二階堂くんのおうちへ


チャーハンを簡単に作る


「はい、どうぞ。」


『いただきまーす！


　うん。パラパラでうまっ！
　自分でやるとベチャベチャなんだよね。』


そう言ってパクパク食べてくれる。



『調味料とかも全然なかったでしょ？』


「うん。だから買ってきたよ。」


『ごめんね。
　俺、全然自炊しないから。』


「ふふ。
　いいよ。
　今度からは時々私が作るのに使うから。」

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