君を見てる ３

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帰ってシャワーを浴びてさっぱり

メイクをし直して準備

綱引きで引きずられたときにどうやら手首を傷付けたみたいで右手首の内側が擦ったみたいに赤くなってた
全然気付いてなかったな

触るとちょっとヒリヒリした
さらにちょっと内出血してるところも…

傷だらけじゃん、私

がんばりすぎたかな


ピアスを着けていると
LINEが鳴った


藤ヶ谷くんだ。


降りなきゃ



エントランスまで降りていく


「お待たせー！」


『じゃ、行こっか』


会場は会社の近くのホテル

中居社長、今回もごちそうさまでーす。


到着すると会場にとおされる。


各課毎に丸テーブルが用意されている。
お料理はビュフェ形式


めっちゃ豪華！


みんなもう揃ってるんだけど…


二階堂くんと千賀くん
よっぽど気に入ったのか女装チアのまま。
と言うかさっきよりもきちんとメイクされてますけど。
めちゃめちゃかわいい！


他のテーブルにも何人かちらほら女装男子がいるからみんなで話し合わせてそうしたんだろうな。
いや確かにかわいいけど！



『じゃ、みんな今日はお疲れさまでした！
　いろんな人との交流会だと思って楽しく飲んでください！
　かんぱーい！！』


中居社長の乾杯の挨拶で飲み会はスタート


私の隣は藤ヶ谷くんと玉森くん
私の向かいっ側に二階堂くんがいた

『料理とってくるよ。
　Aの分も取ってくるから座ってて。』


そういってさっと取りに行ってくれた藤ヶ谷くん


ほんとジェントルマンだな。


『二階堂、俺のも取ってきてー。』

玉森くんはふんわりとそう頼む。


『えー。しょうがないっすねー。』

と言いながらも取りに行く二階堂くん。



私は玉森くんと談笑中


『はい、どうぞ。
　玉もこれ食べる？』

藤ヶ谷くんが戻ってくる。


『いただきまーす。』


さすがホテルのビュッフェ


豪華な飲み会になりそうです。

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