君を見てる ２

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ごはんもどれも美味しくて
二階堂くんと一緒にいるのも楽しくて
すっかりお酒も進む


終わりの時間が近づく


『そろそろ帰ろっか。』


「もうそんな時間かー。
　帰ろうか。」


『送ってくよ。』


「いつもありがと」


『ま、ちょっとでも一緒にいたいしね！』



ふふ。
素直に嬉しい。



ちょっと体がふわふわしてる
たくさん飲んじゃったな


さりげなく二階堂くんが手を取る


結構慣れてきたよ、私


『危ないからね。』


「酔っ払いだからね。」


お互いに言い訳


手を繋いで歩いて帰る口実



酔ってるからちょっと甘えたくなって繋いでる手を
短く1回ギュッとしてみる

ギュッて握り返してくれる

今度は2回

ギュッギュ


同じように2回返してくれる



ふふふ



『なんだよー。』


「えー？
　ちょっとやってみたかっただけ？」



『完全に酔っ払いだね。』



「そうみたい。」


ツンツンと腕を突っついてみる


『もう！
　A先輩やめてよ！』


ふふふ


楽しい


『そんなことされるとA先輩んち泊まりたくなっちゃうじゃん！笑』






「えー？
　…くる？」







そんな返事がくると思ってなかったんだろう
目をまん丸にして驚いている二階堂くん



『えっ？！
　あ…いや…』




ものすごくしどろもどろ






「うちに…くる？」




…





…





数秒の沈黙

考えてるのかな？





『…いや、A先輩今日は酔ってるしさ、




　俺も今日行っちゃったら
　…ガマンできないだろうから今日はやめとく！』



「…そっか。」



ちょっと一緒にいたいなって思ったから残念




『寂しいの？
　…また今度ね。』



耳元でささやかれた。


もうドキドキが止まらない


私、きっと二階堂くんのこと好きだと思うんだけど

これはお酒のせいなの？

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