君を見てる ２

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え？
これ大丈夫？

って思うような吊り橋

人は2人乗ったら横幅はギリギリ
木もいつのやつですか？
って言うくらい古そう。

そして揺れる上に乗ると結構高く感じる




大丈夫かな？




ちょっと不安になる






『はい。』




藤ヶ谷くんに手を差し出される。




「え？」




『いや、危ないじゃん。
　手持ってやるよ。』




え？！




まさかの出来事に硬直する。



…藤ヶ谷くんと手を繋ぐってこと？



…後ろに二階堂くんがいるのに？




どうしよう

けど変に断るのもおかしいよね



わずか数秒の間に頭の中でグルグルと答えを探す



『どした？
　後ろつかえてるから行くぞ。』


全く動かない私に痺れを切らした藤ヶ谷くんが
自ら私の手を取って歩き始める。



「わ！
　ちょっと待って…揺れる…
　こわいんだけど…」


『だから手を持ってるから大丈夫だって！』



…どうしよう

二階堂くんどう思うかな。


そう思うと振り向けなかった。



無事に渡りきったあと、おそるおそる後ろを振り向く。
二階堂くんと目が合わない…





次に千賀くんと花央里ちゃんが渡ってきた。





その次に玉森くんが渡ろうとすると…


『わー！
　玉森さん待って！
　俺、高所恐怖症なんです！！
　1人じゃ無理だわ。』


二階堂くんが叫ぶ。


…高所恐怖症なの？笑


『えー？！
　俺、男と手繋ぐのとか勘弁だわ。』

嫌そうな玉森くん

『じゃ、肩持たせてください！！』


玉森くんの肩を持って必死で二階堂くんが渡ってきた。


この感じだと何も思ってなさそう？
大丈夫…かな？

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