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東京まで高速で向かう
順調だったけれどやっぱり都内に入ると渋滞もあり
ホテルに到着したのは18時頃になった



今日は新居の近くのホテルに1泊する


「運転お疲れさま。」


荷物を部屋に運び入れ少し休憩する

『明日早いしサクッと飲みに行って早く寝ようか。』

「そうだね。」

かずくんの提案もありホテルの近くの居酒屋に行くことにした


かずくんの好きそうな和食系の居酒屋




『いらっしゃいませー!』



店員さんの感じも良かった



『とりあえず生2つ。』


ビールだけ頼んでメニューをチェック


『何食べたい?』


メニューが豊富で迷う。。。


「うーん……
 鶏カツとキノコのバター焼き食べたい。」


『んじゃ、俺刺し盛と明太子だし巻きがいい。』


すぐにビールが届いて入れ替わりに注文をすませる


『じゃ、乾杯。』


カチンとグラスを合わせ
晩酌がスタート


サクサク食べて1時間半ほどでお店を出ていた

もうちょっと飲みたいな……

私がそう思っていると


『コンビニ寄る?』


かずくんももうちょっと飲みたかったみたいで
コンビニに寄って酎ハイを1本ずつとつまみを買った



支払いを終えるとサッとかずくんがビニール袋を持った



そう言えば買い物に行くといつも荷物持ってくれてたな



一緒に買い物なんて久しぶり過ぎて忘れていたことを思い出した




コンビニを出る時に入れ替わりに入ってきた若い男の子と肩がぶつかりそうになった

「あ。ごめんなさい。」


『すんません。』


そうだ。
ここは都会だった。笑


あの街よりもはるかに人が多い


気を付けないと



そう思っていると

『ほら、危ないから。』

とかずくんが私の手を取った



え…………



手を繋ぐのなんてどんだけぶり?


正直驚いた



「かずくん…………酔ってる?」



『んー?かもな。笑』




そう言っていたずらっ子の顔で笑ったかずくん






この引っ越しを機に私たちの関係もまた…………






変わるかもしれない

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作者名:桃マスカット | 作成日時:2022年2月25日 7時

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