This CRAZY loVe 3 (ページ22)

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促進剤の点滴を開始

徐々に量を増やしていくらしい

初めの頃は余裕だったのに、、、
徐々に激しい痛みに襲われて
陣痛の間は必死で耐えるようになってきた

お昼ごはんが運ばれてきたが
痛みと痛みの間に少し口に運ぶのでやっとだったし
食欲もわかなかった

けど食べないと体力がもたないと思い必死で茶碗蒸しだけ完食した

そのうち
陣痛の間は分娩台の取手をつかまないと耐えられなくなってきた

「う………っ………
　くぅ……………。
　はぁ………。」

ものすごい力で取手を握りしめていた

助産師さんから

『息止めると赤ちゃんに酸素がいかなくなるから、
　呼吸はしっかり大きくしてね。』

と注意を受ける

そんなこと言われても私も必死なのに、、、
と思いながら
呼吸ができるようにがんばった

耐えている時間が永遠に続いているように感じた

どれくらいの間痛みと闘っただろう

痛いのももちろんツラいけど
何よりもいきみたいのにいきめないのがツラかった

陣痛がくるたびにお腹がに力が入ってぷるぷるとして
いきみたくてたまらなかった

「あの………いつになったらいきんでもいいんですか？」

限界を迎えつつあって助産師さんに聞いた

『ちょっと子宮口見てみようか？』

そう言って陣痛の波のタイミングでチェックしてくれた

『あと2cmくらいかなぁ。
　我慢できないようなら次でちょっといきんでみる？
　そのタイミングで少し刺激してみるから。』

そう言ってくれたので
言われた通りに次の陣痛のタイミングでいきんでみた

それに合わせて子宮口が刺激された

『うん！
　子宮口全開になったよ！』

やっと………

やっと赤ちゃん産まれるんだ！

そう思った瞬間

『これで上手く行けばあと2時間くらいで産まれるよ！』

え……………

あと………………2時間

助産師さんにそう言われて私はまさかすぎて心がぽっきりと折れそうになった

後から聞いた話だが
かずくんもこの言葉を聞いて
『あ。Aの心が折れたかもしれない。』
と思ったらしい

そう思って私の顔を見ると案の定

魂の抜けた顔になっていたらしい………