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カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた



またウトウトしていたのに


痛みがやってきて起こされる




やっと朝が来たと言う気持ちだった




もう………病院に行きたい



「かずくん。」



寝ているかずくんを起こす



『ん………あ、ごめん。
 寝てた。』



「病院、行きたい。
 連れてって。」


これだけ痛いの我慢してるんだから進んでるはず
そう信じて病院に行くことにした


到着後、昨日の夜と同じ助産師さんに健診してもらう



『うん、子宮口はまだ開いてないけど柔らかくなってきてるから進んでるよ。
 今日中には産まれるかな?
 がんばったね!
 入院しようか。』

ここでやっと入院となった


まだ子宮口が開いていないためお産を進めるために
シャワーを浴びることと病院内をひたすら歩くことを指示された


かずくんに付き添われて階段の上り下りと中庭の散歩


合間合間に来る陣痛に耐えながらだった


11:30頃

診察室に呼ばれる



今回は先生の診察だった


『なかなか進まないねー。
 微弱陣痛みたいだね。
 昨日からがんばってるんだよね?』


「はい………。」



『今日中に産みたいよね?』



「えっと……
 明日までこの状態が続くのはしんどいです。」



『そうだよね。
 お母さんの体力のこともあるし……
 促進剤使おうかと思うんだけどいいかな?』



「お願いします。
 もう、早く産みたいです。」



『あはは。
 じゃぁ、同意書の方にサイン貰って準備完了したら促進剤打とうね。』



こうして私は点滴で促進剤を入れることになった





そしてこの後、
今までの陣痛が序の口だったことを知ることになる

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作者名:桃マスカット | 作成日時:2022年2月25日 7時

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