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到着後、
朝とは違う助産師さんが診てくれた
『あー………うん。
そうね、間隔が均一になってきてるから本陣痛になってると思う。
けど……子宮口の開きと硬さから言うとまだまだかな。
しんどいようなら入院してもいいけど、
正直今夜は産まれないと思うよ。
どうする？』
え………
まだまだなのか
「……帰ります。」
こんなに痛みは感じるのに
ずっとまだまだだと言われて……
いったいいつ産まれるの？
心が挫けそうになる
でもやっぱりやめますなんて言えないから私はひたすら痛みと闘っていた
そしてこの日は長い夜となった
寝ようとしても数分間隔にやってくる痛みで眠れない
ウトウトし始めると
お腹がぎゅーーーっと痛くなる
「うぅ、、、。」
必死で耐える
腰をさすってもらうと少し楽になるので
私がうずくまる度にかずくんが腰をさすってくれた
けど2時を超え始めたあたりから
かずくんのイビキが聞こえ始めた
寝てる………
ちょっとイラッとしたが……
いやいやかずくんだって仕事してきたんだし
疲れてるよね
と思い少し寛大になるようにした
……けど陣痛がくると
痛いし、さすってほしいしで
さすがにちょっとイラッとした
そうやって1人でがんばって朝まで耐えた
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作者名：桃マスカット | 作成日時：2022年2月25日 7時
