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病気に着くとまだ通常の診察がスタートする前に助産師さんが診てくれた
『うーんとね、結論から言うとまだかな?
松本さんが測ってる陣痛と陣痛の間にもすこーし小さい陣痛の波がきてるみたいなんだ。
だからまだ前駆陣痛かな?
子宮口も2cm開いてるけどまだちょっと硬いみたい。
これがもう少し柔らかくなってきて開いてこないと難しいかな。
前駆陣痛から本陣痛に進むといいね。』
そう言われてしまい、帰宅となった
かずくんにもそうLINEした
『そっかー。
太一はまだ出てきたくないのかもな!
今日はゆっくりしときなよ。』
と返事が来た
まだだと言われて帰ったのに
お腹の痛みは定期的にやってきていた
お腹がぎゅーっとなる感覚
「いたたた………。」
痛いんだけどな
まだ本陣痛じゃないのかな
痛いと思うたびに間隔を測るけど
感覚がバラバラ
短くなってきた?
と思ったら
次の感覚では伸びたり………
痛いのに違うのかも……
ってなってもう分からなくなってしまった
夕方になってかずくんが帰ってきた
ご飯は作る気になれずお弁当を買ってきてもらった
『ただいま。』
「……………ぅっ………
おかえり………。」
ちょうど痛くてうずくまってるタイミングだったせいでかずくんが驚いて駆け寄ってきた
『え?!
A大丈夫?』
「うん………。
なんか痛いんだけど間隔がバラバラで全然分からなくて……。
もうどうしたらいいのか分かんないや。」
半泣きでそう伝えた
『え?
もう、病院行こ?
診てもらった方が早いって。』
そう言ってかずくんに説得された
かずくんの運転で本日2回目の病院へ向かった
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作者名:桃マスカット | 作成日時:2022年2月25日 7時