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「あ……えっと………
 筆箱を忘れてしまったみたいで……。」

突然話しかけられて人見知りの私は戸惑った


あ。いつもイケメンの横にいる人だ。


その時私はそう思った


『あ。そっかそっか。
 じゃぁ………。』

ゴソゴソと何かを探す素振りを見せる宮田くん

『これあげるよ。』

差し出されたのはシャーペンと消しゴムだった


「え……?」


戸惑っていると


『はい。』

ニコッと笑って私の手にそれを握らせた


「……いいんですか?」


『いいのいいの。
 俺の友達もよく忘れるからいつも余分に持ってるんだ。』


「ありがとうございます。」


おかげでその授業は問題なくメモが取れた





授業が終わって立ち上がろうとする宮田くんに

「あの……っ‼
 これありがとうございました。」

そう言ってシャーペンと消しゴムを返そうとした


『あぁ、いいよ。
 次の授業もあるしあげるよ。』


「え。でも悪いです……。」


『いいから!
 ……あの………同級生だよね?
 敬語やめて?笑』


「あ………はい。
 じゃなくて、、、うん。」


『うん。
 じゃあね!』


ニコニコと笑顔で手を振って教室を出て行った宮田くん


私はこの日から宮田くんが気になってしょうがなくなった




その事をすずに話したら

『仲良くならないと何も始まらない!!』

ってなって………


LINE交換作戦が実行されたというわけ



こんなことに慣れてない私

自然に
「宮田くん、LINE教えて♪」
なんて言えるはずもなく………


結果あんなにぎこちない感じに手紙を渡すことになった……笑


私にしてはかなり頑張った方




かなり不安だったけど


宮田くんからLINEをもらってほっとした



毎日少しずつたわいもない話のLINEが続いていた


私はそれが楽しくてたまらなかった


少しずつ知らなかった宮田くんのことを知っていった

*→←*



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作者名:桃マスカット | 作成日時:2021年9月14日 23時

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