* ページ7
一緒に帰ることになったので宮田くんが家まで送ってくれることになった
私は自転車だったから帰れるよ?って言ったのに
女の子1人で帰せない!と着いてきてくれた
「宮田くんのおうちもこの辺なの?」
『いや、俺実家だから電車で2駅かな。』
「え?
電車……乗れる?」
宮田くんはお酒を被ったせいでお酒の匂いもするし何よりサワーだったせいでちょっとベタベタしてそうだった
『いやー、、、
流石にこれじゃ乗れない……かな。
明日休みだし歩いて帰るよ。』
そんな………
歩くと大変じゃない?
「え………じゃぁうちでシャワー浴びなよ!」
『へ?』
「だって私が絡まれてるの助けてくれてこうなっちゃったんだし……
ほんと申し訳なくて。」
『大丈夫だよ。』「ダメ!」
のやり取りを何回か繰り返しているうちにうちに着いた
「ね、いつも宮田くんに助けてもらってばっかりで…
申し訳なくて。
本当に私の気が済まないから!!」
そう言って強引に宮田くんを自分の部屋へと連れ帰った
『え、えっ……
本当にいいの?!』
宮田くんもかなり慌てている
「はい。これ、バスタオルとタオル。
シャンプーとかは好きに使って?」
そう言って脱衣所に押し込んだ
そして1人になって急に冷静になってきた
私………
めっちゃ大胆なことしてる?
1人暮らしの部屋に夜中に男の子連れて帰るなんて
お母さんには絶対言えない
でもあのまま宮田くんが1人で歩いて帰るのかと思うとどうしても帰せなかった
浴室からシャワーの音が聞こえて
私の心臓はとてつもない速さで暴れていた
落ち着け私
15分ほどで宮田くんは出てきた
『いやーなんか、ほんとごめんね。』
濡れた髪の宮田くんにまたドキッとした
「全然!
よかったら一緒に賄い食べよ?」
松岡店長がくれた賄いは
今日はメンチカツサンドだった
『わーうまそー。
いただきます!』
大きな口でパクッと頬張って
ニコニコと美味しそうに食べる宮田くん
『うまっ!』
……宮田くんが彼氏だったら私の作ったご飯もこんな風にニコニコと美味しそうに食べてくれるのかな?
もしそうだったら
…………幸せだな
私、
やっぱり宮田くんが好きだ
80人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桃マスカット | 作成日時:2021年9月14日 23時