This CRAZY loVe 2

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「おはようございまーす。」

出勤し、お弁当を冷蔵庫に入れようと休憩室に行くと
そこには二階堂くんと千賀くんと藤ヶ谷くんがいた


『Aさん、おはよー。』

『おはよーっす。』


こんなに早く会うと思ってなかったから少し動揺した



2人は私に挨拶してすぐに藤ヶ谷くんの方に向き直した


『ね、美月ちゃんとどうなったの？』


そう千賀くんが聞くのが聞こえて
冷蔵庫にお弁当を入れながら
私の耳はそちらに釘付けになった


『や、どうもなってないけど？』


『え？
　ヨリ戻したいって話じゃなかったの？』


『はは。
　うん……まぁそうだったけどね。』


『えぇ？！
　なんで？
　戻んないの？』


2人に詰め寄られて困った顔の藤ヶ谷くんと目が合った


『まぁ………
　いろいろあるんだよ。』


『えーー………
　そうなんだぁ……。』


納得がいかない様子の千賀くん



美月さんと戻らなかったんだ



それを聞いてホッとしてしまった自分がいた



でも………それでいいの？



私なんかが藤ヶ谷くんを縛り付けてていいの？




だって私は………





藤ヶ谷くんに何もしてあげられない





藤ヶ谷くんに相応しい相手がいるのならば私は彼を手放すべきなのではないか




頭ではそうわかっていた






なのに…………





私の中のワガママな私が
「嫌だ」
と心の中で叫んでいた





まだ藤ヶ谷くんに触れていたい







そして私は本当に自分のことしか考えていないと自己嫌悪に陥る
この繰り返しだった

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