This CRAZY loVe 2

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『Aさん、お風呂入る？』


「えっ……。
　………スッピンで帰らなきゃいけなくなるよね………。」



ちょっと考えてそう答えた



『ふは！
　大丈夫だって。
　帰る頃には真夜中だし。
　てか着替え持ってきてる？』


「………うん。」



用意周到だと思われちゃうかもしれないけど念のため持ってきていた



『じゃ、大丈夫だよ。
　ちなみに伊藤さんからもらったやつは持ってきてくれた？』


ニコッと微笑んで藤ヶ谷くんは聞いてきた



………やっぱりいった？



「あーー………ベビードール？
　忘れちゃった。」



そう誤魔化した


『えー！
　絶対わざとでしょ！！』


バレバレみたい


『次は絶対持って来てね？』



「ふふ。
　分かりました。」


可愛く甘えるから私も根負けした


『じゃ、お風呂入ろ？』


スルリと私の手をとって指を絡ませ浴室へと誘導した


向かい合ってニコニコしながら私の服をスルスルと脱がしていく藤ヶ谷くん


「ふふ。楽しい？」


『うん。めっちゃ楽しい。』


それならと思って私も藤ヶ谷くんの服を脱がせてあげた



一緒にシャワーを浴びてお互いを洗い合う





その間に何度も何度もキスが降って来た



藤ヶ谷くんが甘々の甘々で何度もとろけそうになった

出会った頃はブラックコーヒーだと思っていた藤ヶ谷くんの印象が
今、この瞬間にはキャラメルフラペチーノ エクストラホイップくらい甘さに変わっていた



これに慣れ始めた私はもうブラックコーヒーには戻れないだろう



お風呂で散々焦らされた後はベッドに直行



のぼせかけてクラクラだったのに
今度は藤ヶ谷くんにのぼせて………


必死で藤ヶ谷くんの首に手を回し抱きしめた

はっきりとしない頭なのに
彼を捕まえたくて手を伸ばす

「………っ……ふっ……ぅ……。」


敏感なところを刺激され声にならない声が漏れる


彼はフッと笑って


『ほら、もっと……って……言ってよ。』


そう煽る


「も…………っと………もっと……
　藤ヶ谷くんを……感じたい………っ………!!」



『欲張りだね。』



………そう





私は欲張り



藤ヶ谷くんを………手放したくなかった

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