This CRAZY loVe 2

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どんな顔をして藤ヶ谷くんに会ったらいいのかわからず……



今日は出勤時間がギリギリになってしまった



「おはようございますー。」



『うぃーっす。』



そこにいたのは二階堂くんだった




『昨日、ガヤさんどうだった？』



「え？！」


どう………って？！



『無事帰れた？』




………あ


そう言うことか



「うん。
　おうちに着いてからは意識戻った感じだったよ。」



『そっか！
　よかった！』



そう言って二階堂くんは配達に出て行った




どんな顔して会えばいいか分からないと思っていた藤ヶ谷くんはこの日なかなか営業所に戻って来ず……
お昼になっても顔を合わせることはなかった


なんとなくホッとした



お昼ごはんの後にコーヒーが飲みたくなって
隣のコンビニにカフェオレを買いに行くことにした



まだ少し肌寒いのでカーディガンを羽織って外に出る



トラックの待機場を通り抜ける時に


『Aさん！』


声をかけられた




「藤ヶ谷くん。」



『コンビニ？
　俺もお昼買いに行くから一緒に行こ！』


「あ、うん。」


心の準備がなかったせいで緊張した



『お昼？』


「ううん。
　食後のコーヒーが飲みたくなって……。」


『あ。
　じゃぁ、俺に奢らせて。
　昨日……迷惑かけちゃったみたいだから。』


「いや……そんな………。」



そんなことないよと言いかけてちょっと引っかかった



【かけちゃったみたい】………？




「……もしかしてあんまり記憶ない？」


『いや……ところどころ抜けてて……。
　Aさんと渉が送ってくれたんだよね？』


記憶がない………



ってことはあのキスも覚えてない？



でも………覚えてる？なんて聞けない



……どっちなんだろう

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