This CRAZY loVe 2

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翌朝


乾いたTシャツをビニール袋に入れて
タッパーと一緒に紙袋に入れた


これ、返さなくちゃ


今日は昼休みが珍しくみんな重なっていた


さすがにみんながいるところで渡すのはちょっと気が引けて……


昼ごはんを食べてタバコ休憩に向かう藤ヶ谷くんを追いかけた



「藤ヶ谷くん。」


声をかけて気が付いた


藤ヶ谷くんに隠れて見えていなかったがそこにはもうすでに二階堂くんもいた


二階堂くんの目の前で渡すのを躊躇ったが……
声をかけてしまった手前、もう引っ込められなかった



『これ、どうぞ。
　昨日はありがとうね。』



藤ヶ谷くんは私が差し出した紙袋を受け取って中を確認し


『こちらこそありがとう。』


そう言って返事をした



『何何？
　昨日なんかあったの？』


二階堂くんは興味を示し、
紙袋を覗こうとした


「あ。
　昨日、また中野さんから野菜をもらったんだけど多くて……
　藤ヶ谷くんが持って帰るの手伝ってくれたの。」


慌てて遮るようにそう言った


『そ。
　そのお礼に空豆ととうもろこしくれる約束してたんだよ。』


藤ヶ谷くんは空豆のタッパーを二階堂くんに見えるように袋から出した

そしてTシャツは見えないように紙袋を閉じた


『えー。
　いいな！
　俺も空豆食いたい！』


「ふふ。
　わかったよ。
　明日、持ってくるね？」


『マジ？
　やった！』


二階堂くんは思わずガッツポーズをとっていた



パッと藤ヶ谷くんと目が合って
言葉は交わさなかったけど
お互いにバレなくてよかったと言うアイコンタクトをとった


他のみんなには絶対にバレてはいけない

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