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『小林さんには俺の弱いところばっかり見られちゃってるね…。』



「別になんとも思ってない。
 けど、眠れてないとか食べれてないとか……
 さすがに心配だよ。」



『………優しいね。』



……………!!!!!!




そう言って微笑むから心臓がドクンと跳ねた




「………普通でしょ。」




思わず素っ気ない態度をとってしまう


心をこじ開けられそうになっている


けど彼を好きになるときっと厄介だ



やめておいた方がいい



そう警告する音が聞こえる








その時






ガラッ





ドアの開く音が聞こえた




先生が戻ってきた?

そう思っていると



『藤ヶ谷せんぱーい♡』






!!!!





この声は玲ちゃんだ





藤ヶ谷くんと目が合う





どうしよう




どうしたらいいのかわからず体が強張った




『しーっ……』


唇の前で指を立ててコソッとそう言った彼




隠れるつもり?




けど彼女のことだからきっと入ってくるよ?




その間、ずっと藤ヶ谷くんと目が合っていた

たぶん時間にして10秒あるかないか






そのたった10秒がひどく長く感じた






『藤ヶ谷先輩?』



玲ちゃんの彼を呼ぶ声がその時間の終わりを告げた



同時に彼女はもうカーテンを開け中に入ろうとしていた




『え…………』




まさか私がいると思っていなかったのだろう
目を見開いて驚いた表情をした




「じゃあ、私は教室に戻るね。」




完全に邪魔者は私



席を外そう




『すみません。
 彼氏がお世話になったみたいで。』


玲ちゃんがニッコリと微笑む


ただし目は笑っていなかった



………明らかな牽制



「いいえ。
 藤ヶ谷くん、体調悪そうだったので…。
 じゃ。」



そう言って帰ろうとした時




『Aちゃん。』




藤ヶ谷くんが私の名前を呼んだ




「え?」




玲ちゃんも明らかに驚いて藤ヶ谷くんを見ている




『ありがとね。
 助かった!』



「あ、うん。
 お大事に。」



振り返る時に玲ちゃんと目が合ったがこの前よりもはるかに鋭い目で私のことを睨んでいた

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桃マスカット(プロフ) - pinkgreen_Flowerさん» 続きを書けるようにの間違いでした(><)失礼しました! (2021年4月1日 13時) (レス) id: 21ddaf22cf (このIDを非表示/違反報告)
桃マスカット(プロフ) - pinkgreen_Flowerさん» コメントありがとうございます!更新が止まっていてすみません(^^;)続きを書けるような努力しますのでしばらくお待ちくださいm(_ _)m (2021年4月1日 13時) (レス) id: 21ddaf22cf (このIDを非表示/違反報告)
pinkgreen_Flower(プロフ) - ニカちゃん ver.も見たいです (2021年3月31日 19時) (レス) id: d87e63f5e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃マスカット | 作成日時:2020年10月16日 8時

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