【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part4

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その後水族館の販売コーナーに行ってみた。

「わぁ、これ可愛い」

私が見ているのはイルカの可愛いぬいぐるみキーホルダー。

「やっぱり！」

ジェルが後ろからヒョコッと顔をだす。手には袋……。

「え、まさか……」

「はい！買ってました！」

人よく見すぎでは？

「俺の頭脳を甘く見んといてください！好みくらい一緒にいたら分かります」

そして私にそれを渡してくれた。

「ありがとう……」

「いえいえ！それより明日は誰と？」

そう聞かれると私は思い出しながら答えた。

「なーくんとプラネタリウムに」

「ああ、似合いそう」

「でしょ？」

なんだか、なーくん星が似合うのよね。

2度も星空の下で会ったからかな？

また注目浴びるんだろうなぁ。

みんなといると注目浴びるのよね。

何度かこんな顔整っててよく組に入れたもんだよ。

西園寺組とか顔整ってる人多いし。

「ところで、俺の評価はどうなりました？」

「え？あー……ごめん、あと4人もいるから」

そう言うと悲しそうな表情一切見せずにジェルは笑う。

それもそうかと言いながら。

ジェルは結構気遣いができるのよね。

そうゆうところに関しては評価が高い。

あと明後日はるぅととゲームセンターで。

明明後日は莉犬と遊園地。そしてころんとウィンドウショッピングか。

さとみにるぅとと行けって言われたからね。

同じようにゲームも頭脳戦でプレイしてたらどうしよ……。

「Aさん」

そう言われ顔をあげるとちょっと不機嫌そうなジェル。

「なにに注意向けてるんです？今は他を見ないでください」

「！」

この不意打ちはズルい、ちょっとキュンとしちゃった……。

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