【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part4

#133 ページ2

それは1本の電話で聴いたこと。

「え？西園寺組の悪魔？」

『うん、私も噂で聴いたんだけど知らない？』

あの6人以外なのかな…ちょっと話してみるか。

そう思い莉犬を呼んだ。

「で、その西園寺組の悪魔って知らない？」

するとあ、あ〜と遠い目をする。

これはなにか知ってるなと思い。

部屋にある模造刀を手に取り刃を少し出すと。

「話します話します！！」

と言われた、脅すような真似して悪いわね。

「それ、りけんくんですよ、多分」

りけんって……あの可愛い男の子！？

「あの子見た目だけは100億万点だから気づかない人多くて」

そうなんだ……。

「りねこくんはキャラ薄いけど普通に見ればカッコイイですし」

あの人キャラ薄いんだ…。

「りいこちゃんは結構自分に自信しかなくオールステータス100億万点とか」

西園寺組もそれなりに濃いなぁ……。

「なにより悪魔と言うならあの子しかいませんよ」

昔の莉犬と比べると天と地ほどの差がありそうね。

「お陰でよく西園寺組長はよくキレてました」

父さん、どんなか知らないけど灸の方法教えてあげたら？

「そう言えばなーくんの方はどう？」

「りとらくんの手紙見せたら情緒は改善しました」

え、情緒不安定になってたの？知らなかった。

「莉犬くーん、組長から仕事の話だって〜」

「分かったー！それじゃ俺はこれで」

「うん、呼び出して悪かったわね」

「いえいえ」

りけんってるぅとと合わせたらヤバそうね。

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