【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part4

#BLUE END ページ38

私が付けたのは月モチーフのバレッタ。

私が選んだのはのは彼だ。

「青宮論、貴方よ」

「えぇぇ！？僕！？」

五月蝿い、煩わしくないけど五月蝿い。

「何気なく話した些細な話でさえ覚えてくれてた貴方」

そしてストレートに伝えてくれる貴方だからこそ。

真剣な気持ちがよく伝わった。婚約者にしたい。そう思えるでしょ？

「僕……これからは…隣で……」

泣かれた。私はくすりと笑ってみんなはそんな私達を見て微笑む。

その夜。

「今日ばっかりは飲もうと思ったけどやっぱ眠い」

「ここで寝ないで、呑気に寝てるとぶん殴る気がする」

「うわ野蛮やな」

「このつまみって辛いやつだっけ?」

「さぁ？(ｶｼｭｯ←2缶目」

みんなハイペースで飲んでる。

「ころん、ちょっと来て」

「はい」

私は廊下に出るとバレッタを出す。

「夜空にこのバレッタ、すごく映えると思わない？」

「へー、それは知らなかった！」

彼とこんなに穏やかに過ごせるなんてね。

「Aさん、こっち見て」

私はそう言われて横を向くとゆっくり口づけをするころん。

「もう、許可はいらないかなって」

はにかむ貴方に私の心は高鳴る。

「ま、嫌じゃないけど」

すごく真っ直ぐ、ストレートで素直で。

でも時々騒がしい彼。そんな彼を落ち着くようたしめるのはこれからは私。

だって彼は私とは反対の婚約者。

「A！僕、生涯を誓うよ！」

「静かにして、私は貴方の色に染まったわ」

賑やか彼と大人しい私。バランスが取れてるでしょ？

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