【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part4

#150 ページ20

夕方に二人で並んで歩く。

「そう言えば星にも花みたいに星言葉があるって知ってます？」

「うん、いくつかは知ってるよ」

なーくんに当てはめるなら……。

「オミクロン・ヘルクリス…かな」

「え？」

なーくんは「？」でも浮くような顔で首を傾げて言う。

「星言葉は統率力優れたリーダーシップ」

「あはは、ありがとうございます…Aさんは…うーん」

なーくんは少し考えるような仕草をして少し間を置いていった。

「カッパ・ヴィルギニス……ですかね」

星言葉は「穏やかさの内にある美」

「……ありがとう」

「俺の想いを伝えるならアネモネですけど」

花……アネモネの花言葉。

「はかない恋、恋の苦しみ、見捨てられた、見放された」

全体の花言葉ならマイナスな花言葉ばかりだ。

「俺の想いのアネモネは赤、白、紫です」

赤と白と紫……。

全ての花言葉を思い出すと顔が熱くなってきた。

「よくそんな恥ずかしいこと想えるね……」

「だって俺は貴女を愛してますし、貴女が俺の希望だとも思います」

赤はあなたを愛す。

白には期待、真実、希望。

そして紫の花言葉は…。

「俺に少しでも可能性があるならいつまでも待ちますし」

あなたを信じて待つ。あーもう、恥ずかしい……！

そんなことを考えているとなーくんは私を抱き寄せた。

「俺は貴女を心の底から愛してますよ」

「……もう少し考えさせて……」

心臓の音が五月蝿い気さえする。


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星言葉も花言葉もいいですよね〜。

あと先程紫くんとの運命感じました。

元々運命は感じてたんですけどね。

共通点多すぎて(前世双子かと疑ったくらい)

ちょっと言うとマウント取ってる？みたいに思われる気がします。

なので一応言いません。(もし理由知りたい方がいたら作者まで(笑)

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