【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part3

#128(あのファミリー全員登場話！) ページ46

今日莉犬は体力温存…と思ってたんだけど。

「どう見てもカフェで誰かと話してるよね？ジェル」

「確実に」

遠目からでも分かる。

すると莉犬がふとこちらを見て私達を見て手招きする。

入って来てという意味だろうか？

そう思い私とジェルが店に入ると。

莉犬の他にも6人くらいいた。

莉犬の座ってる席には黒髪の青年や可愛らしい顔をしている男の子。

通路を挟んだ逆側には可愛い女の子と莉犬にどことなく似た人と。

紫と黄色の髪色をした男の子と銀髪のクールそうなイケメン。

「この人たち西園寺組の人たちですよ！」

「どうも、初めまして…コードネームりねこです」

黒髪の青年が挨拶する。

どうやら西園寺組も決められた人にのみコードネームを付ける組らしい。

流石遠井組系列組ね。

「僕はりけんだよ」

漢字にしたら莉犬と同じかな。

「りいこはりいこだよっ」

自分のこと名前呼びからするところこの子は恐らくぶりっ子だ。

男落とすための組員だな。

「犬八といいます」

このみんなの中で一番年長かな？

「ちょー可愛い女の子っスね〜！オレッチりとらっス〜！」

「りとらくん、俺らこの人の婚約者候補だから」

このノリには慣れたんだなぁ、莉犬。

「……リオン」

クールだなぁ。

「ちなみにリオンさんとりとらくんは兄弟」

「「似てなっ！」」

ジェルと声がハモった。

「あはは、たまにこうして会ってるんですよ」

そのあと私は聴いてみた。

「みんなメッシュ入ってるね」

「西園寺組の人は入れる決まりだからみんな入れてるの」

あれ？でもなーくん入ってたっけ？

「なーくんは西園寺からな組に入るときに染め直したんです」

「ななもり。くん……」

りとらくんがぼそっと呟く。

「りとらくんとなーくん俺の次にりとらくんと仲良しだったんですよ」

なるほど。

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