【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part3

#124 ページ42

マズイと思ったときにはなーくんに再びキスをされていた。

さとみに至っては耳や頬や首などにキスをされている。

しかもただのキスではなかった。

るぅとの時に拒んだあのキスだ。

「んっ……んぅ……ふっ……」

「んっ！んんっ！やめっ！」

こんな二人がかりは反則でしょ！

「はぁっ…」

ようやく離してもらえたら次はさとみに唇を塞がれてさっきと役割が変わる。

どうしよう……！流石にこれは嫌というか、ちょっと困る。

もう！陽菜子ちゃんか汐里ちゃん遅いと思って探しに来てよ〜！

〜その頃の二人〜

「Aちゃん、お手洗いかな？大分長いけど」

「出ていくのも突然やったしお腹でも痛いんちゃう？」

特に気にしてなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「もうっ…！悪かったから……やめてッ……！」

「照れてるんてすか？可愛い♪」

「俺らのお嬢は本当に俺らを煽るのがお上手で♪」

こいつらっ……！絶対楽しんでる！！

どうしよう、キスされまくれて腰が抜けて動けないし。

脚もガクガクして動けない。

誰か助けて！！と思ったとき願いが通じたように襖が開くとそこには。

「「……は…？」」

ジェルと莉犬がすっごい低い声が聴こえた。

「二人共…たすけっ……腰抜けて……動けない」

「莉犬」

「OK」

そう言うと莉犬は私に近づいてきて私をヒョイッと姫抱きにする。

「さとちゃんとなーくんはるぅちゃんところんも呼んでお話し合いな？」

「あいつらは俺達がちゃーんとシメておきますので」

すっごいいい笑顔……流石のなーくんでもあれ派許されなかったが。

「涙目になるまでやるとか男としてどうなんでしょうね」

そう言いながら私の部屋の襖を開けて驚く二人に。

「ちょっとコケてしまったらしくて大事にならないように運んできました」

そう適当に理由をつけてくれた。

翌日、特訓場に大人しく連行される二人を見たのはまた別の話。

#125→←#123

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す