【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part3

#115 ページ33

んー……なーくんたまに可笑しくなるよね？

「なんで私なーくんの足の間に？」

「警戒心を抱いてって言ってますし言われてますよね？」

そんな婚約者候補に警戒心持ってたら私解消してんだけど？

キスされる心構えはしてるけど。

そう言えば私さとみにキスをされてないけど……。

珍しいなぁ、一昨日は1日一緒にいたのに。

「Aさんさ、気づいてます？一昨日さとちゃんにキスされてますよ」

え？いつ？そんでなーくんはエスパー？

「全くそんなに警戒心0にするなんて……」

考えている間になーくんの方に顔を向けさせられて。

「んっ……」

後頭部を押さえられてキスをされた。

「……なーくん」

だが今の私に関してはほとんどキスなどどうでもよかった。

「はい？」

今の私の最優先事項は。

「さとみいつ私にキスした？」

「本人から聞きましたけど………寝込みに？」

そこまで言うと私の何かがキレた。

「なーくん」

「はい！」

私の圧でなーくんは立ち上がる。

「誰か父さんに報告、さとみは星影組が片付いたら特訓3倍」

「承知いたしました！」

そう言ってジェルに電話をかけて10分後。

父さんの「娘の寝込みにてめぇ何してやがる！！」と怒号が聴こえた。

ジェルから後に話を聴くとこうゆう流れになったらしい。

父さんに連絡を入れたので「俺の娘が寛大でよかったなぁ」と言ってたらしい。

多分私からの連絡無かったら指なくなってたんじゃない？

「ってか俺のキススルーですか！？」

「それどころじゃなかったのよ」

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