【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

106.ところでポムズって何？ ページ11

千「クソ…何でこんなことに…」

コ「それは僕の台詞だよ。千紗さんは自業自得でしょ？」


私とコナン君は今、昴さんの命により工藤低をピッカピカに掃除中。今は書斎やってるけど何時間たった…？大掃除は実家だけで充分だよ！！


千「何でこんな掃除のおばさんみたいな格好しなきゃなんないわけ？」

コ「だから自業自得だってば…。文句言ってないで手動かしてよ。」

千「自業自得ゥ？バカ言え！あの眼鏡がケーキ1つでここまで怒るなんて誰が想像出来る！？」


食べ物の恨みは怖い。


コ「僕だってこんなだだっ広い家を掃除するのは嫌だよ！」

千「いやここお前んt…」

コ「え？」


っぶねー！！お前ん家だろって言うとこだったァ！


千「いや…ナンデモ。」


にしても本多すぎなんだけど。いちいちこの大量の本を出して棚を拭いている。舌打ちしつつ小さい梯子を登り手を伸ばして上の方の本を取り出す。……が、

一冊の本を取ると連鎖的に隣、その隣…と本が落ちる。


千「ハ…！？」


ｶﾞﾀｶﾞﾀﾄﾞｯﾃｰﾝ


コ「千紗さん！？」


本に半分埋もれた私は頭を押さえながら上体を起き上がらせる。


コ「大丈夫！？」


近くに走り寄ってくるコナン君。


千「いった……、本が多すぎなんだよ！一段に何冊本詰めてたんだよ危ないだろうが！」

コ「家主がミステリー本好きだから仕方ないね…、大丈夫？怪我してない？」

千「ん。」


邪魔な本を体の上から退かす。


千「…この人、」

コ「ん？」


一冊のアルバムみたいなやつに新聞の切り抜きがあった。


千「"工藤新一"。何だこの見てて虫酸が走るキメ顔の蝶ネクタイ野郎は。」

コ「酷くない！？」


"高校生探偵 事件解決！密室殺人の謎を解く"と書いてある。


コ「一応"平成のホームズ"って呼び名があるんだからね。」

千「え、なに？ポーム…、ポムズ？なにその小物感溢れる呼び名。」

コ「ポムズ！？」


高校生は学業に努めろよ学業に。


千「しかも事件解決って…関与するんじゃないよ高校生ポムズが。警察に任せてポムズくんは学校行けよ学校。ところでポムズって何？」

コ「こっちの台詞だよ！！"平成のホームズ"だってば！」

千「え、"平成のポムズ"？新一兄チャン大丈夫？完全に世間から馬鹿にされてるよ。」

コ「馬鹿してんのはお前だよ！！」


怒りマークが頭についてるよコナン君。


千「新…、ポムズ兄ちゃんも事件関与はほどほどにねって言ってあげなよポムズ二世。」

コ「誰がだァ！！」

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