130.悪戦苦闘 ページ34
確かに痛いけど、初めのものより全然攻撃力が違う。
「ぐちゃぐちゃにしてやる！！」
蛍「凍てつけ…！！」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
攻防を交えながら思考しなければならない。何が違う？懐へ潜り込まれて咄嗟に出したから？
「肉塊になってくれよ！！」
蛍「…」foosh！！
どっちしろ、まだ状況を打開出来る決定的な攻撃を奴に与えられてない。だけど少しずつ…疲弊はしてきてるはず。
左手に熱を集めて炎の槍を作り、投げつける。
「ぐ、！」shuk！！
その時、反撃しようとした敵の手を見て気がつく。
「このガキが…！！」
なるほど…！
掌に空気を収束・圧縮して放つ…そうやって攻撃していたんだ。つまり
蛍「腹が立ったならやり返せばいい。」
「ッ嘗めるなよ！！」
怒号を飛ばす敵へ一気に走り出す。
つまり……"高威力"の空気砲を作り出すには…
「ッな！？…足が！」パキッ
＿＿時間がかかる！！！
蛍「豪炎だ…！」foosh！！
逃げられないように足を凍らせ至近距離で蒼炎を放出しながらその顔面にパンチ。
蛍「もうっ…一発！！」
そしてその腹へ氷結付きの回し蹴り。
「ぐあ…っ！！」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
そのまま後ろへ蹴り飛ばされ今度は敵が地面へ転がった。
蛍「ハッ、ハァ…拘束を…！」ﾊﾟｷﾊﾟｷ！
氷を出して彼の体を包み込んで拘束。
蛍「ハァ…ハ…」ｶﾞｸｶﾞｸ
敵連合を軽く相手した後でこれは…少しきつい。膝をついて息を整えていると体温調節をしていなかったせいか、霜が降りているにも関わらず汗がどっと出てきた。
"共に行こう"
今は倒された彼の姿が脳裏に浮かんだ。
とにかく…今はプロヒーロー達を呼ばなきゃ…。
外へ出ようとした時だった。
グンッ＿＿
…え、
＿＿ドカァン！！！
蛍「ッカハ…！！」
突然浮き上がり宙へ投げ出される体。私の視界には夜明けの空が写っている。
重力に従い体は地面へ叩きつけられた。
蛍「ぐッ…う…！」
一体…何が起きた…！？
「ハァ…ハァ…、ふざけやがってェ…！！」
破壊音と共に現れたのは戦っていた敵で顔は血だらけ上半身は火傷を負っている。
蛍「ビルの…屋上…、」
私も案外ボロボロだった。奴の"個性"で天井を突き破って屋上に出たってことか…
「俺の個性は真っ直ぐ飛ぶだけじゃなく曲げれんだよ…、ぶっ殺してやる…！！！」
さっきの攻撃は確かに曲がった…だけどそこまで急カーブは出来ないはず。
蛍「っ返り討ちにしてやる…！！！」
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pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
