58.変化した結果 ページ11
オ(こっちは特に変化無し…、か。)
次は隣の彼。
オ「っと、ハハハ…これはひどいな…。１位おめでとう！爆豪少年！」
彼はいらねェェ！！と叫び、俺にとっちゃこんな１位はゴミなんだよ！！と主張する。
蛍「…」
自分の左手を見る。
……最後の…炎を使おうとした時…
"蛍……"
どうしてあんな時に思い出す？
あの青い炎…"蒼炎"は私が鍛練を積み重ねて得たもの。父の炎より火力のある炎。
あの一瞬…、私は蒼炎を弱めそうになった。
蛍「ッ…！」
グッと強く拳を握る。
これじゃ駄目だ、弱くなる素材が出来てしまう。ああ…腹立たしい。
オ「さァ！！今回は彼らだった！！しかし皆さん！この場の誰にも"ここ"に立つ可能性はあった！！ご覧にいただいた通りだ！競い！高めあい！さらに先へと登っていくその姿！！次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている！！」
オ「皆さんご唱和下さい！せーの！＿＿＿お疲れ様でした！！」
「「プルスウル＿」」
「「プルス…えっ！？」」
BOOO〜！！
「「そこはプルスウルトラでしょオールマイト！！」」
＿＿こうして雄英体育祭は幕を閉じた。
相「えー、お疲れっつうことで明日明後日は休校だ。プロからの指名等をこっちでまとめて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んでおけ。」
相澤先生からの連絡事項を聞き、私達は帰宅した。
焦「蛍、」
蛍「…」
焦「一緒に帰ろう。」
…わかった、と返して兄さんに着いていった。
電車を降りて家までの帰路を歩く。
その道中に公園がある。
私と兄さんがよく遊んでいた公園だった。
焦「少し寄っていかねぇか？」
蛍「…」
眉をひそめて黙っている私を見て肯定と受け取ったのかさっさと公園の中へ進んでいく。
蛍「…」
……話があるならさっさと話してほしい。
今の時間帯あまり人気がないのか公園には私達しかおらず、キィ…とブランコに座った兄さん。大人しく私もその隣のブランコに腰をおろす。
焦「まずは優勝おめでとう、蛍。」
少し笑って兄さんは私を祝った。
蛍「……何か話があるんじゃないの？」
確実に以前とは違う兄に慣れないからか居心地の悪さを感じた。
兄さんは目を伏せてしばらく黙りこんでから、意を決したようにこちらを見てこう言った。
焦「＿＿お母さんに会いに行こうと思う。」
＿＿＿＿＿＿
蒼炎…ソウエン
作者が勝手につけました。
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
