92.暴れ馬と化したくそじじぃ ページ46
樹「おかえり〜、って何か疲れてね?」
コ「何かゲッソリしてるよ千紗さん。」
千「するよ、こんなスルメジジィと一緒にいたら。」
滋「やかましいわ!」
玄関にゴチンッと私のすねが杖によって叩かれた音が響いた。
千「ぐぉおぉお!!」
すねを押さえてドサリと倒れこむ。
何てことするの!?何もなかったかのようにスタスタと廊下を歩いていくじーさん。
千「何事もなかったかのように歩いていくな無視するなくそジジィーッ!何すんだァァ!」
コ「千紗さん半泣きで鬼の形相にならないで余計怖いよ!」
立ち上がりながらギロリとじーさんの後ろ姿を睨む。すると壁にもたれかけながら何かかっこつけてる奴が一人。
樹「おいおい千紗。じじぃ一人の挙動にいちいちイライラしてんじゃねーよ、広〜い心を持って許してやれっt…」
滋「ジジィじゃないわい!」
両手を軽く上げて調子にのったアホ鳥のすねにじーさんの蹴りが一撃。しかも老人の力なのにとても嫌な音が響いた。こわい。
樹「いてェェェ!!」
コ「樹お兄さァァん!」
痛いッッ!と勢いよくその場に転がるただのアホ。……滑稽だな。
樹「くっそジジィィィ!!何しやがんだ俺のすねにィ!そのほっそい足デストロイしてやろうか!!」
千「やめて!さっきまで広い心がどうとか言ってなかった!?」
コ「老人にデストロイとか笑えないよ!!」
滋「わしがお前達をデストライしてやるわ!」
コ「おじいさん何言ってるの!!?」
何故か私とコナン君で暴走している樹を止めるもじーさんも入ってきて乱戦状態。
…何で実家帰って来てまでこんな疲れるの?
「うちの人がお世話になりました…」
大乱闘の後、夕方ごろにじーさんの家の人が訪ねてきた。
千「いやお世話するどころか大乱闘にまで発展しましt、」
樹「いやーほんと大人しくしてましたよ!な!?千紗ッ!」
樹に肘で、コナン君に足で小突かれる。
ハァ?何か私間違ったこと言った?ただの事実じゃん、ただこのじーさんが暴れ馬になってましたよ〜って事を伝えようとしただけじゃん。
「さあもう帰りましょうね。」
滋「…庭に杖を忘れてきた。取ってくるから待ってておくれ。」
そう言うと玄関から出ていった。
残った私達四人に少し静寂が流れると急に
ふふ、と笑った人物が。
「…あ、すみません。ふふ、だって滋さんが楽しそうにしているの久しぶりに見ましたから…。」
……ごめん、どの辺を見てそう思った?
93.ご機嫌取ってもハンバーグの数は増やさん!!→←91.わしは永遠の30代じゃ!!
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エイム(プロフ) - どうもはじめまして塩コショウ派の黄身カチカチ派です (2020年5月2日 22時) (レス) id: 749cfc485c (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - マロンさん» ご指摘&コメントありがとうございます!!思いっきり今気づきました…、私のミスで混乱させてしまってすみませんでした…。 (2019年11月29日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - すごく面白いです!ついでですけどpart2の73なんですが、どこでコナンくんに会ったんですか?よく分からなくて。教えてください!応援してます!頑張ってください! (2019年11月29日 20時) (レス) id: 81eb5f8e4a (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 黒豆春さん» ありがとうございます!……やはり塩コショウ派が多い。 (2019年1月21日 17時) (レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
黒豆春 - 初コメです!pinoさんの小説、面白くていつも読んでます。これからも頑張ってください!!なみに私も半熟塩コショウ派です! (2019年1月21日 15時) (レス) id: 6e47ac83d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2018年12月27日 19時