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第一章六節 ページ8

ー四葉sideー




*



「あハっ、僕はもう遠慮するこトなんてないんだよネ?
……だっテ、僕の仲間を傷つけたんだかラ。」


一気に距離を詰める。

ありの這い出る隙間もない程の黒獣の猛攻を僕の刀で潜り抜けた。

アハハッ。

こんな状況下なのに呑気な笑い声が聞こえる。
よくよく耳を澄ませばその声の主は僕だった。


懐の飛び道具を彼に投げつける。

空間を断絶しているその隙に側面に入り込んだ。



樋口「ッ先輩っ危ないっ!!!」


樋口さんの援護射撃が腕に披弾する。

鈍痛と多量の出血にめまいがしたがそれでも攻撃を止めはしない。


最早本能に近いレベルの反射で刀を貫いた筈だった。


目の前が黒い物体で覆われ、“羅生門・顎”(あぎと)で刀は真ん中からポッキリと折れている。

思わず舌打ちをして後ろに飛んだ。
数米(メートル)距離を置き、両者が構えたその時。


白い何かが彼にとびかかる。


芥川「貴様ッ、人虎……!!」


全身を虎へと変化させた敦くんだった。

この絶好のチャンスを逃すわけにはいかない。
ニイッと笑みを深くして、新しい刀を手に握り、やつがれちゃんに襲いかかった。


太宰「はぁーい、そこまでー」


芥川「なッ……」


突如として現れた第三者、太宰くんに止められる。

驚きのあまりにその場で膝をついた。


太宰「頭を冷やした方がいいよ。四葉。」


そう言われてハッと正気に返る。

目の前の惨状にドッと汗が噴き出した。


「……独歩くんの説教コースかなコレ………」



*



____
ここで一応第一話を終わりと致します。
次ページからは第二話となる予定です。
まぁ戦闘シーンが四葉視点なのは書きやすいからです。
都合のいい情報だけを与えることができますからね。
この拙い文章を読んで違和感を感じた人は名探偵の素質アリ!??(※必ずしもという保証はございません)

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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