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第四章五節 ページ26

*


紅葉「何故なら夜叉は__
___そなたの両親を惨殺したのじゃから」


空気が凍り付く。
大きく目を見開く敦と、それを怯えた様に振り向く鏡花。
そしてただ一人虚空を目に映す四葉。


敦「そんな、どうして………」


蚊の鳴く様な声で弁明をしようと口を開く鏡花。
しかしそれはうまく声にならずに携帯電話を取り落とす。


ヒビの入った携帯電話は最早ただの金属の塊でしかない。

音も無く消えた夜叉に鏡花達は“負け”を悟らされた。


続々と到着するマフィア構成員達が銃を此方に構えたその時。



賢治「頭、下げてくださーい」


頭上を鳥か何かの様に舞うのはマフィアの車。


不意を突かれたマフィアの包囲網から四葉は容易く脱出する。



国木田「立て。何時まで守られ役でいる心算(つもり)だ。」



両者のにらみ合いとなった現場に陽気な声が響く。



「ワァ、タイミング最高」


声の主を全員が見やる。

明らかに日本人ではない風貌。

スタインベックとラヴクラフト_。
頭の中の資料の情報を思い起こす。


「……組合(ギルド)か。」


ジョン「四葉?こんなところで会うなんて奇遇だね?」


あ、と付け足すスタインベック。


ジョン「そこ危ないよ。“荷物(パッケージ)”が届く頃だから」


全員の緊張が高まっている。
ピリピリと感じる雰囲気に敦は声を荒げた。


敦「国木田さん!上から何かが!」


大きな何かが落ちた場所は地面を少し抉っている。


紅葉「いかん!撃て!」


ジリジリと感じる圧迫感に紅葉が指示を出す。




「………あハっ、」


四葉は両の手に“alchemy”で造り出した刀を握る。




*



_____
ごめんなさい1週間くらい更新してませんでした;;
最近“僕”を“やつがれ”って読む呪いと“組合”を“ギルド”って読む呪いにかかっているのですが←
皆さんはありませんか?こういうの←←

第四章六節→←第四章四節



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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