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第四章一節 ページ22

〜国木田side〜



*


森内が目の前から、消えた。


バサバサと音をたてて地面に落ちる大量の書類が、けして見間違いでも錯覚でも無いことを知らしめる。


ハッと硬直が解けた瞬間に足は動き出した。

できる限り全速力で社内を駆ける。



国木田「ッ社長!!
森内が…拐(かどわ)かされましたッ!!!」


自分の掲げる“理想”とは正反対だ。

仲間一人が目の前で拐かされたというのに何もできない。
自分の無力さにギリ、と唇を噛みしめた。




太宰「……国木田くん。それは本当かい?」


背後に居たのは、太宰。

いつのまに、と言おうとしたがうまく話せない。

とりあえず本題に入ることとした。


ことの展開を話して聞かせれば珍しく深く考え込む太宰。


コイツもコイツで謎だ。

これほどの才と腕を持っていながらそれを全力で発揮しない。

俺に無いものを持っているコイツがひどく羨ましかった。



太宰「………それは、マズイな…」


ボソッと小さな声で呟く。

コイツが自分の考えを外に出すのも珍しい。


太宰は何か考え込み、事務所へと戻る。

着いていってみれば四葉のパソコンを起動していた。


国木田「…おい。それにはパスワードが…」


太宰「大丈夫。」



カタカタとキーボードを叩く音が耳に入る。

その音を出している人物がいつもと違うことが不意に寂しく感じた。

カタンッとエンターキーを押した太宰はその目を見開いた。


太宰「___な、」





*



____
おやすみなさい寝ます←



国木田「…おい。それにはパスワードが…」

太宰「大丈夫大丈夫!!さてコレで………」


バチバチッ


太宰&国木田「「……え?」」


プスンッ、プスッ、プシュウ〜……


国木田「おい真逆……」

太宰「………これは連帯責任だよ国木田くん」←

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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