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「たとえ自己満足であっても私は救われたから」
琴美さんだってそうだ。
初めて会った日、カズが電話をしに行って、私は1人になっていた。
年配の方ばかりで居心地が悪くて、ただただ１つの絵を見てた時。
彼女が私に声をかけてくれたんだ。
楠本の言う通り、琴美さんには何かあるのかもしれない。
この時話しかけてくれたのも、何か意図があって、それともただの気まぐれだったのかもしれない。
でも私は、あの時、安堵の息を吐いた。
彼女の行動に優しさというものが込められていなかったとしても、私の感情にはふわっと温かいものが宿って、優しさとはそういうことなのではないだろうか。
与える時には気付かず、与えられる側になった時に生まれた感情こそを優しさと言うのではないだろうか。
なんて、それもただの私の考えにすぎないのだけれど。
「Aちゃんって変わってるね」
「貴方もね」
お互い、お互いを理解はできなかった。
でも、気づけば私たちは取り繕っていない本物の笑みを、お互いに浮かべていた。
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かおり(プロフ) - お願いですから、せめて1話だけでも書いてくれませんか… (2019年7月5日 13時) (
レス) id: 9aa4c2db67 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 更新…待ってます！ (2019年5月21日 1時) (レス) id: b29790e5ba (このIDを非表示/違反報告)
さいたん(プロフ) - 更新楽しみに待っています。 (2019年4月21日 16時) (レス) id: aceac62259 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 切ない…今後どうなるのかとても気になります。更新楽しみに待っています、頑張ってください！主人公ちゃんがんばれ！！ (2018年3月12日 13時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 。・゜゜(ノД`)(。>д<)( ノД`)…(´д｀|||) (2018年2月14日 20時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふじしの | 作成日時：2017年9月30日 15時
