【名探偵コナン】コリングウッドくんは大きくなりたい【男主】

だいよんわ、出来損ないの名探偵 ページ6

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居てもたってもいられず父さんの方へ駆け寄ろうとするが、ジンさんによって拒まれた。
ジンさんはいとも簡単に俺の首を掴み上げ、ベッドに押し付ける。

そして死神の様な微笑みを向けた。



「生きて帰すと思ったか？」

「ひ、ｯ」




怖い怖い怖い。なんなんだ、この人。何者なんだ。


「お前は何の罪もねぇからな、せめてこれで死なせてやるよ」


そう言ってジンさんが懐から取り出したのは赤と白のカプセル。薬？


「APTX4869…体内から毒が検出されない毒薬だ…」


なかなかの優れものだろう？そう笑って水を取り出す男は、本当に死神。俺の命など、こいつには…。


もう抗えない。


もう、俺の人生はここまでだ。


水と、薬を口の中に含ませられ、俺は飲み込んだ。









「もっと、みんなを笑顔に、したかった」


目から涙が零れた。


ジンさんは俺のその姿を見て大きく目を見開いた。



「テメェは、最期まで綺麗だな」


ジンさんはドアのない俺の部屋から静かに立ち去って行った。









そして突如、心臓を握りつぶされるような感覚。

「あ、あぐ、ぐ、あ"あ"あ"ッ！！」


全身が焼けるように熱くて、心臓がドクドクと大きな音で脈を打っている。



誰か、助けてくれ！！


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今まで生きてきて体感したことの無い痛みを耐えて、何時間、いや、何分経ったろうか。


体感時間的には1時間ほど経ったような気がするが、実際は10分程度だろう。


女性が赤ちゃん産む時ってこれくらい痛いのかな…。学んだ…←



「ああ、ほんとに、痛かった…最悪…え、」




あれ、生きてる！？！？


俺生きてるじゃん！？もしかして毒に耐性あったの？！


って違うそうじゃない。生きてたのも大事だけど、



「俺の声、なんかおかしい…？」


凄く高くなったというか、幼くなったというか、変声期前の俺の声？



ベッドの横に置いてあるドレッサーに近付くと、そこに映っていたのは、









小さな、こども。




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だいごわ、ちっちゃくなった！？→←だいさんわ、俺の父さんは

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