【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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ちょっと待てちょっと待て

え？え？え？え？(頭抱え)


今の、メガネかけた小学生。あいつじゃん？
見た目は子供頭脳は大人…その名は名探偵コナンじゃん？？
あの、土曜の夕方6時からやってるあいつじゃん？







嘘でしょ、じゃあここって




「コナンの世界…………」







ズキリ、と頭が傷んだ。
コナンくんも「頭痛くない？」と言っていたし、俺はどうやら頭を怪我しているらしい。
どうにも止まない頭痛に頭を抱えていると、またもや部屋のドアが開いた。


「あ、君、大丈夫！？」

頭を抱えていた俺を心配したらしく、蘭ちゃんがすぐに俺の元に駆け寄ってくれた。



ウオアアアアアア！！！蘭ちゃんに背中抱えられてる！！！やばい！！！めっちゃいい匂いする！！！！


この時だけポーカーフェイスが上手くて良かったと思った。


「あ、えっと、ごめんなさい…俺……」

もう少し蘭ちゃんに抱きしめられていたかったけれど一応距離を取る。


「あの、俺どうして…」


何で俺は毛利探偵事務所に居るのかを聞いてみた。


「うちの前で倒れてたのよ。しかも頭から血を流してね。何があったか聞いてもいいかな？」


確かになんで俺頭から血を流してたんだろう？

あっそうだ。記憶喪失設定にしよ。


「あ、え……俺、なんで、分かんない…多分、逃げてて……」

俺のその反応にコナンくんは顔を顰めた。

「蘭姉ちゃん、まさかこのお兄さん、記憶喪失なんじゃ…」

引っかかってくれたー！！よかったぁ！！！コナンくんさえ騙せればこっちのもんじゃ！

「お兄さん、自分の名前は分かる？」

「俺の名前、えっと……A？」

この世界に来てもさすがに名前は変わってないよね…

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