進撃の世界に転生？いやトリップ？………マジで？？ (ページ10)

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『よ、よろしく…です…』

エレン「おう！…お前、食わねぇの？」

『食べます！』

『ふぅ…いただきます』

アルミン「？」

ミカサ「…」

エレン「いただき、ます？なんだそれ」

『え？！えっと、食事を摂る前にする挨拶かな？』

ミカサ「なんでそんなことをするの？」

『これはね、この食べ物の命に感謝して言う言葉だよ。こう、命を「いただきます」って意味なの。自然の恵みに感謝を伝えてね？』

『勿論、食べ終わった後は「ご馳走様でした」って言うの。意味は、多くの生き物の命を“ごちそう”になったことへの感謝の気持ちを表す言葉だよ。あ、この食事を作ってくれた人、この食べ物の原材料を提供してくれた人にもだけどね』

アルミン「へぇ、そうなんだ…僕もこれから言おうかな…」

『無理に言わなくてもいいんだよ？』

エレン「なんか…すごいな！」

ミカサ「…感謝……」

『あはは、……(んー、結構いけるな…このパンとシチュー？)』

ミカサ「…貴方のその服は何？皆んなとは違うみたいだけど…」

『あぁ、訓練兵の兵服が、なくてですね……持参です』

エレン「それ、なんかギザギザの部分はなんだ？」

『ジッパーのこと？』

エレン「じっぱー？」

『うん。…あ、皆んなは夢とかある？』

エレン「壁の外に出て探検するのが夢だ！！」

ミカサ「特には。」

アルミン「僕は、海を見ることだよ！！商人が一生かけても取り尽くせないほどの巨大な塩の湖！」

『海かぁ…綺麗だよ…』

アルミン「っえ？まさかっ！」

アルミン「見たことあるの?海を!」

『……(口が滑った……まずい…)』

Aは少し考えた後に、ニィっと微笑み、言い放った。

『…いいよ、私の秘密…教えてあげる…でも…誰にも言わないって約束できるならね？』

アルミン「うん！」

エレン「俺も知りたい！！」

ミカサ「エレンっ！」

エレン「いいだろ！ミカサ！知りたいんだよ、俺も！」

ミカサ「……貴方が行くなら私も行こう…」

『…ついて来て』

人気のない廊下にある4人がしゃがみ込んで話していた。3人は1人の少女の話を聞くために…そして、少女は自分の秘密全てを話すために…

『海、見たいって言ったよね？』

アルミン「うん！！」

『シィー！！声抑えて！！』

アルミン「っ、ごめん…」

『大丈夫、えっとね私は…』

『ここの世界の人間じゃないんだ』

「「「は？」」」