進撃の世界に転生？いやトリップ？………マジで？？ (ページ16)

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『おりゃっ！！』

巨人の項を次々に削ぎ落とす…死者は抑えられてるけど…怪我が酷くてもう戦えそうにない奴らばかり……

『…やっぱり、変えられないのかな…この物語を……』

『おいおいおいおい！！！何考えてんだ！！』

『助けるって決めたんだろうが！！たとえ死んだとしても！！』

『ここで弱音吐いてどうすんだ、この馬鹿野郎！！』

バチィィン

自身の頬をぶっ叩き、巨人のもとに向かった。犠牲を出さないためにも……

『あ、そろそろエレン巨人化してるかな？私もガス無くなりそうだし……』

『……補給行くか…』

アルミン「僕達……訓練兵……34班＿＿＿」

アルミン「トーマス・ワグナー、ナック・ティアス、ミリウス・ゼルムスキー、ミーナ・カロライナ、

エレン・イェーガー」

アルミン「以上5名は自分の使命を全うし…壮絶な戦死を遂げました…」

『……(アルミンの、あの台詞…リアルで聞けるとか最高かよ……)』

あたりが静まり返る……

サシャ「そんな…」

アルミン「ごめんミカサ……」

アルミン「エレンは」

アルミン「僕の身代わりに…」

アルミン「僕は…何も……できなかった」

アルミン「すまない……」

ミカサがアルミンに手を差し伸べ言う…

ミカサ「アルミン」

ミカサ「落ち着いて」

ミカサ「今は感情的になってる場合じゃない」

アルミン「……」

ミカサ「マルコ」

ミカサ「本部に群がる巨人を排除すればガスの補給ができてみんなは壁を登れる」

ミカサ「違わない？」

マルコ「あ…あぁ、そうだ」

マルコ「し、しかし…いくらお前がいても…あれだけの数は…」

ミカサ「できる」

マルコ「え……！？」

ミカサはブレードを挙げた。その場にいた全員に訴えかけるように…力強く言い放った…私は忘れない……
この勇ましく勇敢な少女のことを

ミカサ「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い！…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることが出来る…例えば…一人でも」

ミカサ「あなた達は…腕が立たないばかりか…臆病で腰抜けだ……とても残念だ。ここで…指をくわえたりしてればいい…くわえて見てろ」

兵士1「ちょっとミカサ？いきなり何を言い出すの！？」

兵士2「あの数の巨人を一人で相手する気か？そんなことできるわけが…」

ミカサ「……」

ミカサ「できなければ……死ぬだけ」

ミカサ「でも…勝てば生きる…」

ミカサ「戦わなければ勝てない…」