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ジャン「ちょっといいかい？」
『？』
ジャン「あぁ、そのとても綺麗な瞳だ…これを受け取ってくれ…」
そう言うとジャンは小さな花を渡した。
『ありがとう！あ、もう訓練始まるから早く行った方がいいよ！私先に行くね！』
『(ジャンと話しちゃったよっ！！やっぱ、トリップ最高だぁぁ！)』
ジャン「俺の心配までっ？！なんて心の優しい人なんだっ！」
『っあ、』
コニー「ん？あ、お前確か途中入団したヤツだよな？」
『うん、そうだよ。よろしくね？私はA』
コニー「俺？俺はコニーだ！よろしくな！」
『うん！』
サシャ「A〜！！訓練始まりますよ〜！！」
『あ、サシャ！今行くね！！』
コニー「あ、ちょっと待てよ！！」
これが今朝の話。今じゃもうコニーも、ジャンも、サシャも、エレンも、ミカサもアルミンも、みんな近くに座ってくれるようになった。…勿論、ライナーやベルトルト、アニも。おそらく、私が話さないように見張っているんだろうな…ま、話さないけど。
『ちょっと夜風に当たってくるよ。すぐ戻るね』
『ふぅ…』
『…止めなくちゃ…女型も……多くの犠牲者達が旅立って行くのも……』
『………世界は残酷だ…それでも君を愛すよ…なにを犠牲にしても、それでも君を守るよ…間違いだとしても…疑ったりしない…正しさとは自分のこと…強く信じることだ…』
エレン「何だそれ？」
『ぴぎゃっ？！』
エレン「？」
『あ、エレン。今のは歌だよ』
エレン「歌？」
『うん。……気が向いたらまた聞かせてあげるね。そんときは本気で。』
エレン「気が向いたらって、お前…」
『別に〜？いいでしょ？』
エレン「まぁ、いいけどよ…」
『……エレン』
エレン「んー？」
『1人で抱え込まないでね。』
エレン「はぁ？」
『いいから！！とにかく、みんな心配してるだろうし、早く戻るよ！！』
エレン「はぁぁ？！ちょ、押すなって！！！」
『ほらぁ！！歩けぇ！！！』
エレン「分かった！分かった、行くから押すなって！！」
ミカサ「………」
『ギィヤァァァァァァァァァァ？！？！！！』
エレン「ｯｯｯ？！？！！」
ミカサ「……」
『あ、ミカサ…』
ミカサ「…」
『エレン取ったりしないから安心して？』
ミカサ「…」
エレン「ミカサ、お前また…」
ミカサ「…別に…行こう」
エレン「あぁ…」
『え、置いてかないで？！』
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作者名：ファイン-shingek love | 作成日時：2024年1月21日 1時
