拝啓､猫神様｡拾壱

いつも笑顔で､優しい両親が好きだった｡
周りの十二支の皆は複雑な事情を抱えてるみたいだったけど､アタシは違う｡
いつだって優しくて笑顔の絶えない両親がそばにいてくれた｡

笑顔だった｡どんな時も｡

｢ホントに楽しい?｣

あの日までは｡
自分は倖せなんだと､信じていたんだ｡

こちらは拾壱冊目になります｡
初めての方は､どうぞ一冊目からご覧下さい｡
→拝啓､猫神様｡

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↳@ShinyStars1029執筆状態：続編あり(完結)