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｢ただいまー！｣
｢ママおかえりー！｣
｢おかえりなさいめいくさん！｣
めいくが帰ってきたのは､みんなで礼お手製のお弁当を食べ､おやつ時を迎えた頃だった｡
めいくは駆け寄ってきた大地の頭をくしゃくしゃと撫で回す｡
｢ただいま大地！Aも大地見ててくれてありがと！｣
｢いいえ！私の方こそ､今日は大地君が協力してくれたおかげでいいものが作れました！ね？大地君｣
｢ん！｣
｢え！？なになに！？｣
興味津々なめいくの手を引っ張り､大地は綺麗に飾り付けされたペットボトルと輪投げを見せる｡
｢これ！僕が作ったんだよ！｣
｢なにこれ輪投げ？上手いじゃん大地！｣
｢みんなで体動かせるおもちゃがあればいいなと思って､作ってみたんです！｣
｢さっすが保育園の先生！こういうの考えるのプロだねー！陽達が帰ってきたら早速遊ぼっか！｣
｢うん！｣
めいくに褒めて貰えたのが嬉しかったのか､大地は嬉しそうに頷くと､陽達が帰るのを待ちわびるように窓の外を眺める｡
そんな大地の背中が微笑ましく､Aとめいくは顔を見合わせて笑った｡
｢ありがとね､A｣
｢え？｣
｢今までだったら､あたしがバイト中も一人ぼっちで留守番させてたからさ｡蒼ちゃん達やAがいてくれて､ほんと助かったよ｣
｢めいくさん……｡当たり前です｡家族なんですから｣
Aがにこっと笑ってそう言うと､めいくも｢そっか……そうだよね！｣と頷き､大地の背中を微笑ましそうに見守った｡
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
それから数時間後の事｡
俊平はいつものように保育園へ陽を迎えに行き､にじやへと帰ってきた｡
｢よし｡陽下ろすよ｣
よいしょっと陽を自転車から下ろすと､陽は元気よく｢ただいまー！｣と言いながらにじやの引き戸を開けた｡俊平もそれに続こうとした時､後ろから何やらガラガラという音と足音が聞こえ､思わず振り返る｡
すると､そこにはスーツを着た年配の男性とリュックを背負った一人の女の子が立っていた｡
男性の方はスーツケースを持っており､音の正体はどうやらこれらしい｡
怪訝そうに見る俊平の視線を受けながらも､男性は静かに話し出した｡
｢こちらの方ですか？｣
｢はい､そうです｣
俊平が素直に頷くと､男性は視線は俊平に向けたまはま隣にいる女の子に促す｡
｢ほら､自分で言いなさい｣
｢…………｣
女の子は男性の方を見上げた後､不安そうに俊平を見る｡なかなか話出さない女の子に俊平から聞こうとすると､ガラガラとにじやの引き戸が開く｡
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とも(プロフ) - 楽しかったですー(^ー^)!!!今後の続きも楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 0時) (
レス) id: ff2a1100bf (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんGirl(プロフ) - 待っていました！ありがとうございます！ぜひスローペースになってもいいのでぜひ続けて書いてください！ (2021年9月8日 16時) (レス) id: 651e60b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - たのしみに待ってます！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: 553ee9b60b (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 優衣之助さん» コメントありがとうございます！少しスローペースになるとは思いますが､頑張ります(´∀｀*) (2021年8月18日 20時) (レス) id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
優衣之助 - 待ってました！いやーこの後の物語も楽しみです！待ってます！頑張ってください！ (2021年8月18日 1時) (レス) id: 6e2a5698bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年8月18日 0時
