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そして二番目の俊平達がお風呂場へと向かう｡
その間に少し静けさの戻ったリビングでは､礼が雫の髪を乾かし､Aと蒼介はめいくの奏でるギターを聞きながらたわいもない話をして､穏やかな時間が流れる｡
しかし､陽達がお風呂から上がるとたちまち賑やかさが蘇った｡
｢トリプルグリーンまたもや参上！！｣
｢陽！待って陽！！｣
プール用のボタン付きタオルを身にまとった陽がリビング中を駆け回る｡
それを着替え終わった大地と俊平が追いかけ回していると､Aが陽の前に立ち塞がった｡
｢はい捕まえたー！！｣
｢わー！！｣
｢ちゃんとお着替えしないと風邪ひいちゃうでしょー？｣
｢すいませんAさん……！｣
｢いいえ！慣れてますから｣
普段は１０人以上の子どもたちを相手にするだけあって､逃げ回る子どもを捕まえるのは親たちより慣れてるかもしれない｡
Aはひょいと陽を抱っこして素早く俊平の元に誘導すると､陽は速いスピードか楽しかったのか､きゃー！と声を上げて喜んだ｡
そうして俊平がようやく陽を着替えさせていると､いつの間に入ったのか蒼介がお風呂から帰ってきていた｡
｢はい次の人どうぞー！｣
｢はや！ちゃんと洗った！？｣
あまりの早さにめいくが聞くと､蒼介は笑って誤魔化した｡
｢洗ってないんだ……｣
｢じゃあ､次私お風呂頂きます！｣
｢はいよー｣
お風呂の時間が､ある意味一人で過ごせる唯一の時間｡
しかし､こうして湯船に浸かってる間にも､楽しそうな子ども達の声や笑う俊平達､めいくのギターの音が聞こえる｡
今まで一人暮らしだったAには､どれもが新鮮すぎて､だけどとても居心地が良い｡
こういう空間は､きっと望も大好きだろうな……｡
なんて思ったりもして｡
ふふ……っと湯船に浸かりながらも笑みがこぼれてしまうAだった｡
｢お待たせしま……わ！｣
お風呂場から出てきたAにドンッと突っ込んで来たのは､未だに元気に走り回っていた陽だった｡
｢びっくりした陽君か！｣
｢先生おかえりー！｣
｢ただいま｣
無邪気な顔でこちらを見上げる陽に､Aは笑いながら頬をむにむにーと両手で包む｡
するとキッチンで冷蔵庫から麦茶を取り出した俊平もAに気づいた。
｢あ､Aさん｡Aさんも麦茶飲みます？｣
｢すみません｡ありがとうございます！｣
｢………………｣
｢ん？どうしました？｣
｢あーいや｡Aさん､髪長いんですね｣
俊平の言うように､Aの髪は礼よりも大分長い｡濡れた黒髪が背中まで流れていた｡
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とも(プロフ) - 楽しかったですー(^ー^)!!!今後の続きも楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 0時) (
レス) id: ff2a1100bf (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんGirl(プロフ) - 待っていました！ありがとうございます！ぜひスローペースになってもいいのでぜひ続けて書いてください！ (2021年9月8日 16時) (レス) id: 651e60b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - たのしみに待ってます！ (2021年9月8日 1時) (レス) id: 553ee9b60b (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 優衣之助さん» コメントありがとうございます！少しスローペースになるとは思いますが､頑張ります(´∀｀*) (2021年8月18日 20時) (レス) id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
優衣之助 - 待ってました！いやーこの後の物語も楽しみです！待ってます！頑張ってください！ (2021年8月18日 1時) (レス) id: 6e2a5698bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年8月18日 0時
