キミが光 ひかりヒカル〜武蔵編〜

24 Y side シェフ 2 ページ25

「ただいま〜//」

みつが体調を崩してから
殆ど必ず 太輔か メンバーの誰かが
みつの家にいる。

しょっちゅう 食事を配達してる 俺にとっては
もう『ただいま』の気分だ。


「みっちゃん、先に お風呂入っといで。」

北「げー// ちょっとひと休み･･･」

ソファに 寝転ぼうとする みつの腕を引き
無理矢理 バスルームへ押し込む。

とにかく 今日は 栄養のあるご飯食べさせて
少しでも早く ベッドに埋め込むのが･･･
俺の ミッション。


ﾋﾟｺﾝ///♪
『もう家ついた？今朝 宏光一人で出たから
朝ごはん食べてないかも。野菜しっかり食べさせて。薬は宏光のピンクのポーチのやつ。寝室は加湿器つけて。
話あるから宏光寝ても待ってて。』

はい、キター// 過保護LINE。。
それじゃ《シェフ渉》仕事しますか。

キッチンに入る。
シンクの上には 焼きジャケと卵焼きが
乗ったお皿、横には青緑色の 空の茶碗。
(太輔･･･ビンゴ。朝 食べてないな)

冷蔵庫を開ける。
昨日のミートパイが 半分残ってる。
(半分･･･太輔が食べたって とこだな)

まぁ、昨日のみつを思えば
ちゃんと食べてなくても 仕方ないか。。

《シェフ渉》用に買い置きしてある 食材を
ピックアップする。
今夜は･･･ポトフにしよ♪
。。。。。。。。｡

野菜たっぷりのポトフを食べ･･･
薬を飲み･･･
仕事から頭切り離した方がいいと言う
俺の言葉も聞かず
先日のツアーの画像チェックを始める みつ。

北「･･･ここ!! 俺と太輔の出が 遅い//」

20分も経っただろうか。
何か温かいものをと キッチンに立ち
戻ってみれば･･･
ソファにもたれる頭が コクンと傾き･･･
柔らかそうな唇を薄く開き
深い寝息を 漏らしていた。｡

大好きな お酒もダメ、辛い物もダメ。。
何ともない素振りで 愚痴も言わないけど
･･･辛いよね･･･みつ。

そっと抱き上げ ベッドへ寝かせる。


･･･ミッション完了だ。

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