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56 F side 初日 8 ページ5

開演30分前。。

皆 いつもより早目に 衣装に着替えだす。

嫌でも 視線が留まってしまう・・・
薄く綺麗に筋肉が付いた 宏光の背中。

熱に苦しむ時には 上下に大きく揺らぎ
俺の横に眠る時には 丸まり小さく息づく。

今も 無防備な背中に這う
イヤモニのコード・・・
。。俺の 一番好きな背中だ。。


宏光の家で 過ごす様になってから
そういう気持ちに ならなかったと言えば
・・・嘘になる。
ただ・・・今の状態の宏光に
そんな事を考える余裕は ないだろうし
身体の 負担を思えば・・・有り得ない話だ。

しかも。。
どうやら 宏光はソッチ方面に疎い
と言うのか・・・奥手・・・と言うのか。。
派手に 女遊びしてるなんて噂・・・
あれ、絶対ウソだな。。



医「あ、北山さん、衣装の前に。。」

(うォッ/// 何考えてんだ オレ)
先生の声に 不謹慎な 思いから呼び戻される。


医「こうしておくと〜・・・
直ぐに対応出来ますから・・・ニコ//」

宏光の左手首と肘の真ん中辺りに
点滴用の針を刺す。
痛かったのか 宏光の背中がピクリと動く。
普段、あんな所に針刺さないよな。

その針ごと バンテージで
ぐるぐると固定している。
見ている方が 痛くなってくる・・・


医「気にせず 腕を曲げたり
振ったりして大丈夫ですからね。」

何時でも すぐに注射できる様にか・・・
さっきまでの 不謹慎な気持ちは消え去り
以前感じた『怖い』という感情が
俺の中に戻って来るのが分かった。


北「俺、先に行ってるわ」
衣装を着ると いそいそと楽屋を出る 宏光。

医「いよいよですね〜//
僕達も後からすぐ行きますね・・・ニコ//」

宏光を笑顔で送り出し振り返った先生の顔は・・・・・・もう笑ってなかった。

助手のスタッフさんに
細かい指示を出しながら
楽屋での待機スペースを確認した後、
医療鞄に 器具を入れ
宏光の後を追う様に 楽屋を出て行った。。

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設定タグ:藤北 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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作者名:来蜜 | 作成日時:2016年10月19日 14時

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